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<span itemprop="headline">映画「シャーロック・ホームズの殺しのドレス」(1946)</span>


シャーロック・ホームズ殺しのドレス」(1946) ( Sherlock Holmes: Dressed to Kill)
(注:1時間11分の映画全編(字幕はないが、”根性”のある人はご覧ください。笑)
 

 
1980年のブライアン・デ・パルマの「殺しのドレス」が、アンジー・ディキンソンナンシー・アレンなどの女優の魅力もあってサスペンスが面白かったが、1946年版はタイトルは同じでもまったくの別物。
 
シャーロック・ホームズ殺しのドレス」(1946)は、終戦の翌年に製作された映画で、日本未公開作品。DVDでは、ワンコイン(500円)で発売されているほか、コスミック出版発売の「ミステリー・サスペンス・コレクション」”DVD10枚組”の中の1本。
 
DVD10本のうち「シャレード」「ナイアガラ」「M」「三十九夜」「カリガリ博士」「フランケンシュタイン」「オーソン・ウエルズINストレンジャー」と「シャーロック・ホームズ殺しのドレス」の8本は見たことになる。残る未見作は、タイトルが有名な「美女と野獣」と「オルフェ」のみとなった。
 
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シャーロック・ホームズ殺しのドレス」は、70分と短かったので見たが、刑務所の囚人が作った3個のオルゴールが競売にかけられ、それぞれ三人の収集家によって購入されるところから始まる。
 
競りが終わった後で、オークションの主催者のもとに、ある人物がやってきて、オルゴールを買いたいといってくる。すでに販売されてしまったというと、謎の男は、お金を渡して購入者リストを手に入れる・・・。この3個のオルゴールに隠されているなぞは・・・といった謎解きはあるが、全体的にどうかといえば、現代版シャーロック・ホームズということで、原作はオリジナルでもあり、60数年前の作品としてはそこそこという感じか。
 

 
ホームズ役のベイジル・ラスボーンのキャラクターは、常に張りつめたような印象で、落ち着いた大人感はあるが、ユーモアなどはなく、固い性格。一方のワトソン役のナインジェル・ブルースは、ちょっと抜けているような役で、このコンビの面白さはある。
 
時代設定が、現代(1946年当時)で、登場するのは、馬車ではなく、車で、電気もあり、普通のコートなどの衣装。ナチスが使ったというガスが登場するなど、当時としては、ホットすぎる。ワトソンがかなり年齢がいっているが、ホームズとワトソンの、おっさん二人の生活ぶりは自然だった。
 
 
 
 
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