映画版「ミレニアム」3部作を放ったスウェーデンのスタッフが世界的ベストセラー“アニカ・ベングッソン”シリーズの1本を映画化したのが「ノーベル殺人事件」。
なぜか劇場未公開。DVDのレンタルで見た。guchさんの得意なミステリーだろうか。
ノーベル賞の女性選考委員長が、何者かに殺害され、警備員ほか数名も殺されてしまう。新聞記者が真相を探るというサスペンス映画で、90分だが、息つく暇もないほど面白い。女性記者・アニカ・ベングッソンを演じる女優(マリン・クレピン)が、クールでハードボイルド。
ストックホルムの市庁舎で行われていたノーベル賞の受賞パーティの会場で、ノーベル医学賞受賞者であるイスラエルの医学者とノーベル賞選考委員会の代表が銃撃されるという事件が発生する。
会場を取材中だった新聞記者のアニカ(マリン・クレピン)は偶然犯人と思われるゴールドのドレスの女を目撃していたため、警察から箝口令を敷かれ、記事を書かないように圧力をかけられてしまう。
翌日アルカイダより犯行声明が出され、受賞者を狙ったテロとの見方が強まる中、アニカは独自に調査を進めていくうちにノーベル委員会の内部犯行であると確信する。関係者が次々に不審な死を遂げていく中、次第に真実が明らかになり黒幕を突き止めたが、女暗殺者はアニカをターゲットに忍び寄る・・・。
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後半は、殺し屋を雇った犯人がわかり、女性新聞記者が、犯人に追われるシーンは、手に汗握るサスペンスだった。ただ、その犯人も、雇われた女スナイパーによって殺されてしまう。その女は、捕まらないまま、というのが歯切れが悪い。
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