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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">ドラマ「夜行観覧車」第2話。</span>

 
湊かなえ原作ドラマ「夜行観覧車」第2話を見た。
 
ますますエスカレートする”ひばりが丘”の先住の婦人たちによる引っ越してきたばかりの”新米”住人へのいじめと、差別や見下し・・・。”ひばりが丘”の特別なしきたりを知らないばかりに、嫌味の応酬を浴びせられる。素晴らしい新天地の生活が始まると期待してやってきた遠藤一家にとって、想像を絶する世界が待ち受けていようとは・・・。
 
ひばりが丘の先住のセレブ達のいやらしさ。
自分たちと異質と感じる”成り上がり”が、自分たちの築いてきた地域に侵入してくるのは許せないと感じるのだ。その格好の餌食にされる遠藤家。ああ、いやな世界だ(笑)。
 
2話あらすじ。
 
2013年1月22日、事件当日。刑事の結城(高橋克典)が、殺害された高橋弘幸(田中哲司)の娘である比奈子(宮香蓮)に話を聞きにやってきた。
 
比奈子が「父はどうして死んだんですか?」と尋ねると、結城刑事は「後ろから強く殴れていた。家の中は荒らされた様子は無い。顔見知りの誰かだろう。一刻も早く、慎司君(中川大志)から話を聞きたい」と答えた。
その日、友達の家に泊まりに行っていた比奈子は、弟の慎司(中川大志)が、事件を境に行方が分からなくなっていることを知らされ、不安な気持ちが増す。

もしかしたら(父の殺害にかかわった?)・・・。その時、弘幸の妻・淳子(石田ゆり子)は、病院の診察台に横たわり、処置を受けながらぼんやりと宙をみているのだった。

その頃、憧れの家族だった高橋家を心配する遠藤真弓(鈴木京香)は、日々繰り返される娘・彩花(杉咲花)の暴力に耐えるしかなかった。
夫の啓介(宮迫博之)は、今日も寝たふりをしている。真弓は、この事件が起きたのが自分の家族でなく、
高橋家で起きたことに違和感を感じる・・・。この家(自分たち)に起こっても不思議ではないのに・・・。
 
3年前の2010年、春。中学受験に失敗した彩花の入学式。
真弓は、夫の啓介と一緒に公立中学校の制服を着た彩花と入学式に楽しく向かう。

彩花は、私立には落ちたが小学校からの親友・志保(吉田里琴)たちと、また一緒に学園生活を送れることに胸を膨らませる。
しかし、志保たちの接し方の変化に彩花は気がつくのだが、真弓は気がつかないでいた。

同じ頃、「ひばりが丘」自治会婦人部の部長・小島さと子(夏木マリ)は、
手芸の会を開いていた。
そこで、ある「ひばりが丘」の家庭で結婚が決まったという話になり、お祝い会を開くことになる。真弓が高級住宅地「ひばりが丘」に住むのに相応しくないと考えるさと子は、不穏な笑みを浮かべながら真弓を結婚パーティーに誘うのだった。

さと子は、ご近所の皆にお嫁さんをお披露目するような簡単な会だと伝える。

真弓は、お祝いにどれくらい包んでいけばいいか、さと子に聞くと、人差し指をだしたので、真弓は「1万円・・・」と聞き返す。さと子は、”何を言っているの”というような顔をして、「ひばりヶ丘」では一律10万円だというので、真弓は驚く。
 
そんな様子の真弓に苛立ったさと子は、服装のことを真弓に訊ねられ、気取らない会だからと伝える。
 
そして、さと子は「お宅、洗濯物を外に干してらっしゃるでしょ。通りから見える場所に干しているのは、ひばりが丘でお宅だけですよ。私は良いのよ。でも、町の美観を気にする方もいらっしゃるから」といやみたっぷりに、非難めいた口調で注意するのだった。
帰ってきた夫に話すと、夫は「10万円なんてとんでもない、出せない」というと「私が何とか工面する」と真弓。真弓は、銀行に行き、窓口で10万円を引き出す。通帳の残高は、8,000円程度になった。
 
家計簿を見つめる真弓は、家のローンなど今月も厳しい家計を助けるため、
「ひばりが丘」から離れたスーパーでパートをする決意をする。パート先では、パートの人たちから、どこに住んでいるかと聞かれた真弓に代って、誰かが「ひばりが丘よ」というので、周りの雰囲気が変わってくる。聞いた途端に無言で席を立つパートもいた。(想像だが、ひばりが丘のセレブに、パートに出ていることが知れたら、一騒動は必至だ・・・。)

日が替わり、結婚パーティー当日。
ワンピース姿の真弓は、集まっていた「ひばりが丘」の住人たちの注目を浴びる。
皆、和服訪問着を着て洋装はひとりもいない。

広い庭で開かれているお披露目会。
出張シェフが用意した料理が、次々と皆の前に置かれるが、
ひとりだけワンピース姿の真弓は顔を上げられない。

さと子に、素敵な洋服だと嫌味を言われ、気取らない会だと聞いたからと
言い返すのだが、さと子は「私が悪いというのか」と問い返されたほか、さらにテーブルマナーを知っているのかと反撃にあい皆の前で恥をかかされるのだった。

 

            真弓が引っ越してきた当初は、淳子の親切に助けられていた。
 
お披露目会のあと、真弓は2人きりになった淳子に愚痴をこぼす。
淳子は真弓に「(服装のことなど)教えてあげれば良かった」と謝罪した。

真弓は「いつもこうなの。聞いたら恥ずかしいとか笑われると思って、結局、恥をかくの。受験のことも、もっと淳子さんに聞けば良かった。彩花を傷つけちゃった」と落ち込んだ。
 
すると、淳子から慎司が学校の成績で落ち込んでいる話を聞かされる。
お互いの悩みを打ち明け、微笑みあう真弓と淳子だったが・・・。

・・・
遠藤家と高橋家で魚釣りなどのレジャーに出かけるのだが、そこで高橋家の真司
が、足を踏み外して水に溺れそうになる。母親の淳子は、心配して、動転するのだが父・弘幸はかすかに笑みを浮かべた表情を見せる。まるで溺れて死んでしまえばいいというように・・・。
 
水から助けられる慎司。ほっとする母・淳子。淳子が真弓に語ったところでは、慎司は、先妻の子で、自分は後妻なのだという。
 
この淳子だが、何か隠された秘密でもありそうな匂いもする。真弓と同じように、かつてよそから移ってきたが、今はいじめにあっているようには見えない。真弓には、話相手がいなかったと、親切にいろいろと話してくれるのだが、本当のところはわからない。
 
夏木マリのねちねちのいやらしさは・・・!
演技とはいえ、憎たらしいほどだ。
 
次回も見ることになりそう。
 
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