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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「毎日かあさん」(2011)</span>


毎日かあさん」予告編
 

 
毎日かあさん2011)は、漫画で生計を立て、大忙しのサイバラリエコ(小泉今日子)と家族の再生、絆の物語である。元戦場カメラマンの夫・ユタカ(永瀬正敏)はアルコール依存症。妻からは愛想をつかされ離婚し、隔離病棟に入院。そしてつらい日々の末、ユタカはようやく依存症を克服したが、今度はガンの発症が発覚した。
 
原作は、毎日新聞に掲載され、主人公のリエコも、毎日新聞を読んでいる。
「読売でなく毎日を読むかあさん」からタイトルをとったわけではなく(笑)、「仕事をして、子供を育て、世間のだれもがやっていることを毎日やっている。それが楽しい」から。

 
この映画は、小泉今日子がうまい
気が強く、アル中の夫とは、口論が絶えないが、仕事(作家)もできず、酒の日々についには離婚届に判を押させる。二人の子供たちは、父親に会いたい気持ちが強く、それでも、母親に気を使ったりしながら、泥だらけになって自由に遊びまわる。
 
夫役の永瀬正敏は、アル中から抜け出せないが、いつしかガンに侵されていることが分かる。体中に転移していたが、「俺、人間として死ねることがうれしい。リエコに出会えて幸せだった」という言葉を残して亡くなる。落ち込んだリエコに気遣って、子供たち二人は、「母親を笑わせようとした」(リエコ)のが最初にしてくれたこと。
 
親が喧嘩をして、離婚したことが原因で、長男・ブンジの頭に十円ハゲ?ができたと勘違いした母親だったが、医者に見せたら、「じゃりっぱげ」(傷などで、丸くはげること)であることが判明。
 
映画のラストに、「ケサラ CHE SARA」の曲が流れる。
この映画は、東北大震災の1か月前の2月上旬に公開されたが、家族などの深い絆を描いて、元気を与えるようなところが印象に残る。
 
脇役では、大森南朋、自然体の演技が「光る」光石研鈴木砂羽などが出ている。
 
出演:
カモシダ ユタカ(夫) - 永瀬正敏
ブンジ(長男、6歳) - 矢部光祐(子役)
フミ(長女、4歳) - 小西舞優(子役)
トシエ(祖母) - 正司照枝
愛ちゃん(アシスタント) - 田畑智子
サイバラのママ友
粟田 - 柴田理恵
稗田 - 北斗晶
米田 - 安藤玉恵
シマダ(担当編集者) - 大森南朋
ゴンゾ(友人で編集者) - 古田新太
カモシダに絡まれる母親 - 遠山景織子
 
 
☆☆☆


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