fpdの映画スクラップ貼

「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「ダイヤルM」(1998)</span>


「ダイヤルM」(A Perfect Murder)予告編 

 

 
劇場で見ている映画だが、その後グウィネス・バルトロウのファンになったこともあり、BSで放送されていたので再見した。
 
マイケル・ダグラスは、「氷の微笑」「危険な情事」といった、エロティック・サスペンスの映画で、本領を発揮するようだ。造語”エロ・サス”映画は、興味しんしん(笑)。
古くは「白いドレスの女」「殺しのドレス」から、比較的最近の「彼が二度愛したS」といった類の映画だ。
 
ダイヤルM」(1998)は、タイトルの通り、ヒッチコック監督の名作「ダイヤルMを廻せ」(1954)のリメイク。モノクロからカラーになり、当時のダイヤル式電話が、携帯電話に代わっているが、内容、レベルで、前作には及ばず。それでも、面白さはある。
 

 
莫大な財産を持ち、米国大使の側近として働くエミリー(グウィネス・パルトロウ)は、自分を高価なアクセサリーのように取り扱う実業家の夫であるスティーヴン(マイケル・ダグラス)に愛情が持てなくなり、才能はあるが無名の画家であるデイヴィッド(ヴィーゴ・モーテンセン)と人目を忍んで逢引を重ねていた。
 
ティーヴンはすでにふたりの仲を知っており、デイヴィッドが前科者で、まだ露見していない犯罪があることも調べ尽くしてた。破産寸前のスティーヴンは、エミリーを殺して遺産を手にいれるため、デイヴィッドに50万ドルの報酬で妻殺しを依頼する・・・。
 
デイヴィッドは、犯罪の露見を恐れて不倫相手のエミリー殺しを承知してしまう。スティーヴンはアリバイを作るためカードクラブに出かけ、夜10時にエミリーを電話口に呼び出しデイヴィッドに強盗を装って殺害させようと計画した。
 
携帯電話から聞こえるエミリーの争う声に計画が成功したと確信したスティーヴンであったが、自宅へ戻ってみると死んでいるのはエミリーではなく、会ったこともない見知らぬの男だった。
 
デイヴィッドも自分で手を下すことができず、他人に殺人を依頼していたのだった。
 
ティーヴンはデイヴィッドにもう一度エミリー殺害を依頼するが、殺害依頼の会話を録音したテープをネタに報酬金をゆすり取られてしまう。怒ったスティーヴンはニューヨークを離れようとするデイヴィッドを列車内で殺害する。
 
ティーヴンが自分を殺そうと企んでいたことに感づいたエミリーは、自宅に戻ったスティーヴンと争い、彼を射殺するが正当防衛だと認められる。三角関係の末、エミリーひとりが生き残ったのだ。
 
グウィネス・バルトロウの作品では、「スライディング・ドア」がすばらしいが、「リプリー」(「太陽がいっぱい」のリメイク)、「恋に落ちたシェークスピア」なども印象に残る。最近では「アイアンマン」シリーズがお気に入りだ。
 
外国人女優では、お気に入り女優の一人だ。
 
ヴィーゴ・モーテンセンは、この当時から、メキメキ売り出していたと思うが、いま人気絶大のジョニー・デップとあまり区別がつかなかった(笑)。