昨日はBS朝日で、最近ハマっている「相棒」8という番組があり見ていて、なかなか面白かった。目の錯覚などの研究で知られる学者先生が、殺人を犯したが、カムフラージュするために、その「成果」を利用。それを見抜いてしまう右京という人物もすごいが・・・。
立候補者の政見放送があったので、見た。
有力候補はすでに終わっていたようで、あとで最後の候補者のスピーチだとわかったが。
その候補者A氏は、少々、力が入って話していたが、突然、話す言葉を忘れてしまった。となりには手話の通訳もいた。
次に出てきた言葉。
「今、頭が真っ白になってしまいました。」
そのあと、またすでに話したことの繰り返しの言葉が続いた。
相当焦っていることが伝わってくる。
そして、つぎにでた言葉が、再び、
「頭が混乱しています。」(何があっても、普通は言わない言葉だと思うが・・・。
撮り直しはきかないのでしょう)
「思いきって、話を変えます。」
以降はスピーディーに展開。
「東京都には、オリンピックで使わなかったお金がXXX億円あります。
そのほかを合わせると1兆XX億円となります。これらをすべて、東日本の
震災に当てます。(自分が通らなくても)ほかの候補にも訴えます。」
と、2回繰り返して、政見放送は終了した。
ただいまは、公職選挙法に基づき、候補者の政見を
”そのまま”放送しました。
(いいところだけ切り取るなどの編集なしというのも大変だ)。
カメラに向かって、限られた時間。
原稿用紙を読むわけにはいかず、緊張するんでしょうね。
候補者には失礼ですが、ヒッチコックのサスペンス映画をみているより、
みているこちらが「ハラハラドキドキ」しました。
後半、候補者が、腹をくくって、もう言いたいことだけ言おうと決めてからは、
前半のどぎまぎが無くなり話に迫力はありました。あれこれ原稿を思いだすより、
思っていることをダイレクトに率直に伝えた方が、聞いていてインパクトがあると思いました。後で、その人のHPを見たら、話していることがそっくり出ていました。
「ああ、このことを訴えようとして暗記したが、出てこなかったんだな」とわかりました。