2010-09-02 <span itemprop="headline">訃報: 初代・若乃花(花田勝治さん)、逝く。</span> コーヒー・ブレイク 初代・若乃花が、亡くなった。横綱を経験した力士としては、 二番目に高齢と言われる82歳だった。 横綱の初代・若乃花の現役時代の記憶は「栃若時代」 (栃錦・若乃花)として、小学生のころ、わずかに記憶が ある。その後に続く、「柏鵬時代」(柏戸・大鵬)の相撲 全盛時代への基礎を築いたと言える。 一般に、力士は、30歳を過ぎると、30代前半で、現役を終了するように、力士として活躍する年数は、長くて15年くらい。現役としての仕事年数としては、プロ野球選手(30代後半、ときに40歳まで)よりも、短い。そのため、平均寿命も、一般の社会人と比べると短いといわれてきた。 そうした中で、80歳を超えて、相撲を外から支えてきた初代・若乃花の逝去は、一時代の終わりを感じさせる。 甥に当たる元・横綱・貴乃花がTVで話していたが、初代・若乃花は「伯父ではあるが、雲の上の存在であり、簡単には、話もできる方ではなかった」という。 初代・若乃花は「土俵の鬼」と言われたように、相撲に対しては、厳しかったようだ。 「残されたわれわれが、伯父の遺志を継いでいくべきだ」と貴乃花は語る。 貴乃花の父、元大関貴ノ花も、50代半ばで亡くなっており、今後の相撲界では、貴乃花の存在が大きくなりそうだ。 ご冥福を祈ります。