「シーサイドモーテル」を見た。
「告白」が後味の悪い話題作(賛否両論の傑作)といわれているので、“おばか”コメディ映画をとりあえず選んだ。後味のいい映画だった(爆)。正解!
こういうコミカルで、いろいろな話がバラバラでありながら、どこかで交差する・・・という映画は多いが、好きなタイプの映画だ。エンディングもなかなかしゃれていた。
山の中にある、わびしい“シーサイドモーテル”という名前のホテルには、壁にロマンチックな夕日を背景にした海辺(シーサイド)に小さなカップルが佇んでいるシルエットの大きな写真が、各部屋に貼ってあるのだが・・・(ネタばれになるので、ここまで。笑)
周囲を山に囲まれながらも、そのホテルの名は“シーサイドモーテル”。インチキ化粧品のセールスマンに陽気なコールガール、借金を踏み倒したギャンブラーその恋人の猫好きな女。謎の訪問者、チンピラと多彩な顔触れがこのホテルに足を踏み入れ、それぞれの部屋でそれぞれのドラマが展開される、一夜だけの話。
「4桁もの男と関係した女」といい、「セックス大好き人間で、この世界に入った」というのだから驚き。むかしだったら、口にできないその言葉を、麻生が、自然に(?)何度も口に出すんですから・・・。 麻生の映画では、これまでのベスト!
「ハゲタカ」の、中国人役(赤いハゲタカ、劉一華=リュウ・イーファ)が印象に残る玉山鉄二のヤクザぶりが、すごい! そのほか、俳優の個性的な演技に、目を白黒させられる(爆)。曲者役者ばかりだが、中でも、温水(ぬくみず)洋一という、おっさんの登場、その行動は、度肝を抜く!
“キャバクラ”のシーンがちょこっと登場するが、田舎者の警官二人が、「東京のキャバクラはいいな」というのが笑わせる。 映画で使われている、シャネルズの「ランナウエイ」がラスト近くでかかるが、現実から逃げ出して、夢を追い求めるということなのか・・・。
気楽に楽しめ、くすくす笑えるシーンが多く、“イケテル”コメディ映画だった。
☆☆☆
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