↑中日・広野の劇的一発(66年)(上)と首位打者の江藤(64年)
中日・新人の広野が放ったのが、1966年(昭和41年)の8月2日、
新人・代打・逆転・サヨナラ・満塁 本塁打だった。
これを覚えている人はいないでしょう。
プロ野球に関心を持ったのが1966年だった。
それまでは野球は、一度もTVもでも見たことはなかった。
この年は、ラジオの野球放送に聞き入っていた。
「ビートルズ」が日本にやってきた年でもあった。
この年は、野球では、記憶に残ることがたくさんあった。
まず、巨人に、あの堀内が入団。
投げるたびに帽子が横になったり、落ちたり・・・。
新人で16勝を挙げる大活躍だった。
小憎らしいほど、勝利の連続だった。
巨人「V9」の立役者の一人だったろう。
ところが・・・この年、すごいことが起こった。
中日ー巨人戦だった。
中日の新人で、怪我をして5月に1軍に合流した広野功だ。
8月2日の巨人戦。
対する巨人のピッチャーは、あの暴れん坊・堀内恒夫。
広野は、9回の裏、代打を告げられバッターボックスへ!
私の野球ファンの歴史の中で、とてつもないことが起こった。
例によって、堀内が全力でボールを投げると、広野はフルスイング!
弾丸は一気にアルプススタンドへ!
新人による「代打・逆転・サヨナラ・満塁本塁打」だった!
これ以上の形容詞はつけられないほどの、「一発」だった。
あのときの実況放送のすさまじい叫び声を、暑い8月、
思い出した。
広野は、数年後巨人に移籍し、また2度目の逆転満塁ホームランを放っている。「満塁男」だった。
当時の「中日打線」は、最強だった!
1番 センター 中 ・・・首位打者もとり、打撃首位争いの常連だった!
2番 セカンド 高木(守)・・・黙々と撃つ職人!
3番 広野 ・・・一発屋
4番 江藤 ・・・不動の4番 (セリーグの強打者、首位打者の常連)
5番 葛城 驚異の5番打者
・・・
MINAさん、40年前の「中日打線」はすごかったのですよ!