恋愛映画というのか、大人の映画というのか、少しエロチックな描写もある
二つの「映画チラシ」を並べてみました。
どちらも1999年の作品。
「ことの終わり」。
第三の男の作者でもあるグレアム・グリーンの作品。
レイフ・ファインズ(モーリス・ベンドリクス)
ジュリアン・ムーア(サラ・マイルズ)
スティーヴン・レイ(ヘンリー・マイルズ)
イアン・ハート(パーキス)
1940年代のロンドン。小説家のモーリスは友人ヘンリーから、ヘンリーの妻サラが浮気をしているのではないかと相談を持ちかけられる。モーリスとサラは以前愛人関係にあり、今の浮気相手が誰なのか知りたいと思ったモーリスは、探偵を雇ってサラを調査することにした・・・。
ストーリーが、角度を変えて二度映像が映しだされる。
なぜ、女は忽然と去って行ったのか・・・謎が明かされていく。
ジュリアン・ムーアが体当たり演技ですごい。
美人でもないし、演技力はあるが、何か足りないと思っていたが、この映画では見直した(笑)。「エデンより彼方に」と同様に、いい。
もう1本は、タイトルが気に入らない「ポルノグラフィックな関係」。このタイトルでは、一般的に女性客は引いてしまうだろう(笑)。
映画は、渋谷の文化村(bunkamura) というところで見た。R指定ではなかったと思う。主演女優のナタリー・バイが、若くはないが小じわも魅力的な役を演じていた。
映画は、すこぶる面白い。着想がユニーク。
特に夫に不満があるわけでもない人妻。アバンチュール、冒険心を持つ。別な男と、割り切った関係をもちたい。心の空洞を埋めたい。そんな広告を掲載する。
広告をみて、同じような孤独を感じている男とコーヒーショップで待ち合わせをする。
当然のように、話の後、ホテルで週一度の逢瀬を重ねることに。
ホテルは、いつも同じ番号の部屋。いつものようにドアを開け入っていく。
映画の撮影のうまいところだが、しばらくは、ドアの外しか写さない(笑)。なかで、声、笑い声などが聞こえてくる。
想像を掻き立てられる。しかし、ついに、文字通り、ドアからカメラが、ホテルの客室内に入っていく。そこでは・・・。
確かに官能的シーン(爆)はあるにはあるが、ラストシーンで、お互いが別れてから回想するシーンなどがあり、きわめて普通のいい映画でした。
タイトルがおかしなものだから、観ていない人も多いと思うがお勧めの1本です。
「ことの終わり」☆☆☆
「ポルノグラフィックな関係」☆☆☆☆
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