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<span itemprop="headline">「HERO」のテレビ版(ドラマ・レジェンド)</span>


                         ↑写真は、テレビシリーズから                 

現在、劇場で大ヒット公開中の映画「HERO」。
その映画版の伏線となるドラマ版「ドラマレジェンド HERO スペシャル」番組を見た。

6年前のテレビ・ドラマも、1年前のTV総集編も、映画「HERO」も見ていない。
今回が初めての「HERO」。今回のドラマだけ見る限りは、メリハリが少なく、
やや静かで、ドラマチックではなかったような印象を持った。映画に期待。

映画版をこれから見る予定で、おおよその登場人物の背景をつかんだので、
映画での人間関係については、情報武装完了!(爆)。

テレビ・ドラマでは、鶏が盗まれてお騒ぎするのがせいぜいの静かな海に面した
山口県虹ヶ浦が舞台。

澄み切った青い空と美しい海に囲まれた平和な村・虹ヶ浦に、赴任してきたのが
ラフなスタイルの検事・久利生(くりゅう)公平(木村拓哉)。

この地では、わずか1年で別れをつげ、次の任地、それはかつて所属していた
東京地検・城西支部に赴任することになる。映画版は、そこから始まる、
というようにつながっていく。

テレビ・ドラマは、山口県虹ヶ浦の地元企業としてその村の村民のほとんどが
直接、間接関わる「鴨居産業」を軸に展開される。

その会社の重役、滝田明彦(中井貴一)が、なぜ殺人事件を起こしたのかが
明らかになってくというストーリーだった。 

中井貴一は、「動・静」あるいは「硬・軟」の役柄を問わず、役者としてうまい!
実は「軟」の極致ともいえる役を演じた「寝ずの番」(下ネタが多く、嫌われたのか
あまりヒットしなかったようだ)の隠れファン!(笑)

中井は、ドラマレジェンドで一貫して、誠実で村民から尊敬を受ける役柄を演じていた。
母子家庭で育ち、鴨居産業に親子共に助けられてきたことから、大学を卒業後、
鴨居に就職し、生涯会社とトップを支える決心をしていたのだった。

しかし、殺人事件の加害者になるまで守ろうとしたのは会社や、そのトップではなく、
「虹ヶ浦」の海・自然そのものだった・・・。

その動機も、タバコの吸殻を、10年前に亡くなった妻の墓ともいうべき、海に簡単に棄てる
男が許せなかったのだ・・・。

映画につながる「序章」の役割を果たしたのが、今回のドラマレジェンド。

実際に映画版で、主役を務める面々は、ドラマの最後の10分程度で登場。これから
久利生が直面するであろう「事件」を予感させて、終了している。

映画とテレビをセットにしたスタイルが、だんだん一般化していくようだ。

今回のドラマと映画を「順番どおり」時系列でみることができるのはよかった。

まあ映画を見ている人にも、「ああこういういきさつだったのか」とそれはそれで
納得できると思うが。

ドラマの主な登場人物:

久利生公平(検事)・・・木村拓哉
津軽 保(事務官)・・・堤 真一
泉谷りり子(検事)・・・綾瀬はるか
大藪正博(花岡事務所 秘書)・・・石橋蓮司
寺本篤史(虹ヶ浦管轄 警官)・・・鈴木 拓(ドランクドラゴン
雨宮舞子(事務官)・・・松 たか子
巽 江里子(弁護士)・・・飯島直子
鍋島利光(次席検事)・・・児玉 清
古越ひろ子(宿の女将)・・・手塚理美
滝田明彦(鴨井産業 専務)・・・中井貴一

感想ひとこと:綾瀬はるかは、始めてみたが、キュート。堤真一は、キムタクとは、
「Good Luck」でも共演していたな、ドランクドラゴンの鈴木も相棒の「塚地」(「キサラギ」ほか)に負けじと出番は少ないとはいえ役者として、出ているんだな、などと感じた。