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<span itemprop="headline">映画「それでもボクはやっていない」が外国語映画賞・日本代表に。</span>

 
 Yahooニュースなどによると、周防正行監督の「それでもボクはやってない」が、来年の「第80回
 米アカデミー賞外国語映画賞の日本代表としてエントリーすることが決まった。

 「それでもボクは~」は、痴漢えん罪裁判を通して、日本の裁判や裁判官のあり方に疑問を投げ掛け、
 国内でも話題を集めた。アカデミーのノミネートは、来年1月23日に発表される。
 Go! Go! Go! と思わず応援したくなる。

 アカデミー外国語映画賞へのエントリーは、社団法人「日本映画製作者連盟(映連)」が毎年
 1本を選考し出品しており、過去10年の日本代表作品で、最終ノミネート入りしたのは
 2004年の「たそがれ清兵衛」(山田洋次監督)の1本だけ。

 


 「それボク」には、4年ぶりの快挙に
 期待がかかることになる。

 2009年から導入される「裁判員制度
 を前に、周防監督が日本の法曹界に問い掛
 けた作品。

 「それでもボクはやってない」は、朝の
 満員電車で痴漢に疑われ逮捕された平凡な
 青年の裁判を通して、日本の司法の
 疑問点を浮き彫りにした社会派ドラマ。

 主人公の青年を加瀬亮(32)が、えん罪
 を主張して奮闘する弁護士を役所広司(51)と
 瀬戸朝香(30)が演じ、興収12億円の
 大ヒットとなった。

 


 
 毎日満員電車に乗る身としては、他人ごととは思えず、満員では「両手でつり革」を
 つかんで、居眠りして通勤することもしばしば(爆)。
 

 周防監督の執念。
 痴漢裁判の新聞記事をきっかけに計約200回の裁判傍聴を繰り返し、脚本の完成までに3年を
 費やしたという。

 作品が出来上がると日本の裁判の問題点を訴え、米ニューヨーク、英オックスフォード大学で
 行われた上映にも駆けつけたというからすごいです。キャンペーンを世界的に展開して、
 その総移動距離は約5万5000キロといいます。

 日本の裁判を何とかしたい―という思いで、地球1・4周分を駆け回ったのだという。

 「満員電車」「痴漢」という世界でもあまり例のない日常生活と犯罪を通じて「日本の裁判」を 
 描いた作品。外国では、どのように受け止められるのか、逆に関心があるところ。

 9月下旬から10月にかけて、カナダの「バンクーバー」、「ニューヨーク」、
 「ロンドン」、トルコの「ユーラシア」の各国際映画祭の招待作品に決まっている。

 いま、日本映画に勢いがあるだけに、ぜひアカデミー外国語映画賞の最終ノミネートに
 残ってほしいと思う。そして、アカデミー賞授賞式(2008年2月24日)で、日本の作品が、
 「オスカー受賞!」という快挙のシーンをみたい。

 ちなみに、この作品、絶対に見ると思いながらも・・・

 「それでもボクはみていない」!(爆)。