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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">(43)「バースデー・ガール」(2002)</span>

 


 ニコール・キッドマン主演映画としては、二級品。
 
 舞台はイギリス。
 勤続10年の真面目で堅物の銀行マン(いかにもという感じ)、ジョン(ベン・チャップリン)は、
 人生を変えたいと考えた。

 ”動画つきの出会いサイト(パートナー紹介)”に登録し、自身の画像(動画)
 (カメラの前で多少緊張して、何回も取り直すのがおかしい)を撮り、仲介業者に送り、
 逆に今度は、さまざまなタイプの女性の自己紹介画像に見入っていた。

 そのなかで、ジョンが気に入ったのが美しいロシア女性ナディア(ニコール・キッドマン)。
 空港まで出迎え、車で家まで帰る道中、会話らしい会話がない。何かおかしい。

 大きな問題があった・・・。
 ナディアが、まったく英語を話せないのだった。
 コミュニケーションができない。
 仲介した出会い系会社に連絡するが、つながらない。
 
 


 それでもともに生活することに。
 そうこうするうちに、ロシアからナディアの従兄と称するアレクセイ
 (ヴァンサン・カッセル)と、その友人ユーリ(マチュー・カソヴィッツ)が突然家に
 やってくる。

 あっけにとられたジョン。粗野で乱暴な彼らは、ナディアを人質にジョンを脅し、
 彼に勤務先の銀行を襲わせてしまう。実はナディアは2人の仲間で、ジョンは
 彼らに捕らえられる形で逃走。やがて悪党たちは3人で逃げようとするが、
 ナディアは2人と別れたがっており、ジョンは彼女を救う。

 

 
 そしてジョンは、アレクセイのパスポートを使って、モスクワ行きの飛行機に乗る。
 その時ナディアは、初めてソフィアという本名を名乗るのだった・・・。

 ソフィアは、実は英語も話すし、3人グルになって、サイトの相手から
 金品を巻き上げたりする、とんでもない悪党一味だったのだ。仲間が、
 ジョンに「これはスイスの金持ち、これは・・・」とこれまでの戦歴を
 写真で見せられるジョンが憐れだが・・・。ジョンも多くの「カモ」の
 一人に過ぎなかったのである。

 ソフィアは、足を洗い、ジョンとの生活をロシアで始めることになるが、
 なにかしら前途多難を予感させ、映画は終わる。

 5年前の映画だが、画像付きの出会い系(結婚相手紹介)といったテーマで、
 インターネットが、本格化してきたころで、テーマは面白いが、いまひとつパンチに欠ける(笑)。

 たまたま、「二コール・キッドマン」が目に留まり、台湾でDVDを購入した。
 美人は、どんな汚れ役でも「得」(爆)。