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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">1970年代(72)「ウエスト・ワールド」</span>



 「ウエスト・ワールド」(1973)。

 「荒野の七人」(1960)のガンマンの首領で一躍トップ俳優の仲間入りをした(もちろん「王様と私
 で有名ではあった)ユル・ブリンナーが、「ウエスト・ワールド」では、なんと、荒野の七人の
 ままの黒尽くめで登場した。まったく、見た目は、変わらなかった(ロボットであるということ
 だけ除けば=爆)。
 
 「ウエスト・ワールド」とは、"デロス"と名づけられた未来のレジャーランドの3つの娯楽施設の
 ひとつ、ウエスト・ワールド(アメリカ西部開拓史の時代の世界)のことである。レジャーランド
 のロボットの叛乱を描いたSF映画。監督・脚本は作家で監督第1作のマイケル・クライトン。出演は
 ユル・ブリンナーリチャード・ベンジャミン、ジェームズ・ブロリン、ノーマン・バートルド、
 アラン・オッペンハイマー、ヴィクトリア・ショウなど。

 大砂漠の中に造られた広大なレジャーランド「デロス」が舞台。
 そこでは、1日1,000ドルを支払うと、3つの世界に分かれて、レジャーを楽しむことができる。
 ひとつ目は、アメリカの西部開拓史の世界、二番目は、13世紀ヨーロッパ中世の世界、三番目が帝政
 ローマの世界。その世界独特の冒険やスリルを楽しむことができるというもの。

 レジャーランドの動くもの、人は、客以外は総てロボット。絶対に人間には危害を加えないと言われ
 ていたが、突然ロボットが、人間に向かってきた・・・。

 レジャーランドの「デロス」行きのジェット・ホバークラフトは満員だった。シカゴの弁護士
 ピーター・マーティン(リチャード・ベンジャミン)とその友人ジョン・ブレイン(ジェームズ・
 ブロリン)もその中の一組だった。

 2人は「西部の世界」(ウエストワールド)を選び、ガンベルトをつけ、駅馬車で西部の町に乗り
 込んだ。サロンでは黒ずくめのガンマン(ユル・ブリンナー)に喧嘩を売られたが、簡単に射殺した。
 実は、ここでは地上に動くものは、すべて精巧なロボットで、客には
 絶対に危害を加えないようにできていた。

 たとえば拳銃の弾丸も、体温に感応すれば飛び出さない。従って、マーティンの拳銃は相手の
 ロボットガンマンを殺すことはできるが、ガンマンの拳銃は発射されない。客同志が撃ち合っても
 相手を傷つけることはできなかった。皆が寝静まっている間にも、地下のコントロール・センター
 では技術者たちがロボットの部品取り替えや機能調整に追われている。このあたりは異様。

 その地下の一角の会議室では、ロボットの機能不調が最近異常に増える傾向が話し合われたいた。
 その夜明け、ブレインがヒゲをそり、マーティンが湯船につかっている時、黒ずくめのガンマンが
 突如出現した。マーティンが1弾を浴びせると、胸を撃ち抜かれたガンマンは息絶えた。この事件で、 マーティンはシェリフに逮捕されたが、ブレインに救出された。さらに2人は、生き返ったガンマン
 に再び挑戦され、立ち向かったブレインが逆に射殺されてしまう。恐怖にかられたマーティンは
 無我夢中で逃げ出すが、ガンマンは大股に後を追ってくる。

 コントロール・センターは慌てて機能停止を命じるが、電気回路が狂い地上の3つの世界では暴力と
 死の混乱が激化するばかりであった・・・。精も根も尽き果てたマーティンが、がっくりと階段に 
 腰を落としたとき、アナウンサーの声が聴こえてくる。

 「あなたのために素晴らしい休暇のプランを用意します!」

ユル・ブリンナーの顔が、分解されてロボットであることがわかるシーンなどは、驚いたりした。
映画的には、“マネー・ウエイスト・ワールド”(お金の無駄遣い)と、当時の映画の感想をメモっていたfpd でした(爆)。


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