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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">1970年代(49)「ソルジャー・ブルー」</span>


 
 「ソルジャー・ブルー」(1970年)は、当時人気絶頂のアメリカの女優、キャンディス・バーゲン
 主演した西部開拓時代の物語で、お嬢さん役の多いC.バーゲンが激しい気性で野性味たっぷり
 演じていた。

 1860年アメリカ中西部のコロラドが舞台。
 
 西部開拓の嵐が吹きまくっていた地域で、先住民のインディアンと開拓者、アウトローや騎兵隊の
 衝突は尽きることがなく続いていた時代。クレスタ(キャンディス・バーゲン)は、2年前、たまたま
 この辺りを旅行中にシャイアン族に襲われて、そのまま一族の酋長“まだらの狼"(ホルヘ・リベロ)
 の慈愛を受けていた。何の偏見も持たぬ自由なクレスタにとっては、彼らとの生活も結構楽しかった。 
 しかし、クレスタには婚約者がいたことから、一族に別れを告げて、彼の待つ砦へ向かうところ
 だった。彼女を護送する騎兵隊は、金塊を運んでいたため、待ち伏せしていたシャイアンに襲撃
 されて皆殺しになってしまう。僅かに生き残ったのはクレスタとホーナス(ピーター・ストラウス)
 という若い兵士だけだった・・・。

 ホーナスは、父をインディアンに殺され、復讐に燃えていたが、白人の騎兵隊「ソルジャー・
 ブルー」こそ、残虐な行為をインディアンに対して行ってきたことを知り“ソルジャー・ブルー"
 たちに立ち向かっていくのだった。例え、反逆罪が待っていようとー。

 語られざる西部開拓史を描いていた。監督は「野のユリ」「まごころを君に」のラルフ・ネルソン
 音楽はロイ・バッド。主題歌は、「いちご白書」の「サークルゲーム」を歌ったバフィ・セイント・
 マリーが「ソルジャー・ブルー」ほか数曲を歌っている。
 
  先住民に対して犯した白人の罪悪を告発していたといえる。
 このころ、先住民であるインディアンに対する謝罪めいた作品が多く作られていった。
 マーロン・ブランドが、「ゴッドファーザー」でアカデミー賞主演男優賞を拒否したのも
 「先住民に対する不当な差別」が原因といわれた。この頃は、そういった意識が
 強まっていた時代だったのかも知れないですね。



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