↑こういった感じで、老後を迎えたい
(映画「黄昏」より)
先日だったか、テレビのニュースで「60歳の老人が車にはねられ・・・」という
言葉を聞いてびっくりしました。「ええ、老人?」
もちろん、私は、まだまだそこまでは、何年もありますよ(念のため。年のため=笑)。
それは、10代、20代の人からみると「お年寄り」かもしれませんが、今の60歳は、若いですよ。
老人はかわいそうでは。20-30年前は、それでよかったでしょう。
しかし、高齢化社会、「高齢者」って何歳からって言うのが気になります。
現在は、一応「65歳以上」と定義されています。まあ、納得ですが、これも将来は・・・。
いったい「高齢者」って何歳から?
60歳の人に聞くと・・・70歳以上だよ、と当然のように答えます。
70歳の人に聞くと・・・80歳以上だんべなあ、と答えます。
80歳の人に聞くと・・・90歳以上が、年寄りだんべさ、と答えたとか。
昔、有名な双子のキンさん、ギンさん(100歳姉妹)が、元気にテレビでコマーシャルに
出ていたときのこと。アナウンサーが、二人に、テレビに出てお金がたまりますねぇ、
「そんなに貯めて、何に使うんですか」と聞いたところ、「決まってるさ、老後の
ために、残しておくんさ」って(爆)。102歳くらいで、亡くなりましたね。
高齢化社会といわれ始めてしばらく経ちますが、
2005年10月1日現在の日本の「65歳以上」の高齢者人口が
20.0%(前年比0.5ポイント増)と初めて20%の大台に乗ったとのことです。
政府・白書では、これまでの高齢者の定義「65歳以上」を、「70歳以上」に
引き上げる必要性を検討しているようです。白書では、世論調査で高齢者
定義は「70歳以上」と回答した人が最も多く、半数近くを占めたとのこと。
たしかに、職場でも、60歳で定年退職して、65歳前後でバリバリ
仕事をしている人はたくさんいます。今の60歳の人たちは、一昔前の50歳の
感じではないかと思うくらい、若いです。
2007年から、「団塊の世代」といわれる人たちが、一斉に60歳を迎え、定年に
達します。60歳を過ぎても、平均的に、残り20年生きるとすると、今までの
ように、画一的に捉えることはできなくなりそうです。生涯にわたり、
就労やボランティア活動に参加できる仕組みが必要のようです。
60歳前後という人たちに、芸能関係でどんな人がいるか、一部を並べて見ました。
還暦(60歳)に達した人:
ダイアン・キートン
藤岡弘
宇崎竜堂
中尾ミエ
美川憲一
吉田拓郎
鳳蘭
冨士純子
水前寺清子
樋口久子
長塚京三
タモリ
おすぎ(61)
ピーコ(61)
吉永小百合(61)
宮本信子(61)
尾崎紀世彦(61)
落合恵子(61)
といった具合です。まだまだ、活躍しています。
一般に「生・老・病・死」の4つの苦というのは、人間が避けて通れない、確実に
訪れるものといわれます。うまく向き合って生きたいものですという「優等生的」
な、ことばで一応締めくくります。
しかし、現実は、これが厳しい連続なのです(笑)。
「男はつらいよ」
「女もつらいわ」かな?(その辺はわかりません)