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<span itemprop="headline">台湾で女性上級管理職が急増:地元雑誌が伝える</span>



                     ↑上は、台湾IBMの童社長
                      下は、「グー」はじゃんけんだけに
                         してほしい(本文参照)

 ある台湾の雑誌によると、今春「IBM台湾」の社長(総経理
 に、女性がはじめて就任。4月の就任挨拶では、180人の幹部(8割が男性)を前に、
 セミロングの髪をなびかせて、華やかなデザインのスーツに身を包んだ女性社長
 (童致祥という台湾人女性)が、壇上で、自信に満ちた様子で堂々と意見を述べて
 いたといいます。

 ある統計によると、2002年に、女性の幹部(部長職)の比率は、9%
 であったものが、2006年には、12%(取材対象18、735人中、
 2,199人)と女性の管理職の占める比率が上がっているとのこと。

 人材バンク大手が、職場で活躍している20歳から40歳までの女性を
 対象にアンケート調査を実施したところ・・・。

 驚くべき結果が出ました(私だけかもしれませんが)。

 それによると、現在一番重要な事柄は何かの問いに・・・

 第一位は「仕事」
 第二位は「金銭」
 第三位は「家庭」
 ・・・
 最下位は「愛情」

 現代の台湾女性は、伝統的な女性の役割から脱却し、仕事を人生で一番
 重要と考えるようになっている、というものです。

 女性が管理職に昇進する場合に「意思決定」能力がもっとも問われるといいます。
 IBMの童社長は、もっぱら意思決定能力に優れた社長といわれているようです。

 それを示すエピソードが、すごいのです。その一つは、以下のようなもの。

 営業部門にいたときに100万ドル(1億円)の受注が期待できる
 案件が飛び込んできたときも、顧客は製品の価格引下げを要求。
 童氏は、IBM製品は製品やサービスのクオリティが高いために
 価格が高めに設定してあると主張。童氏は、営業担当に、さらに
 そのことを説明に行かせた。しかし、顧客は、付加価値について、
 理解せず、価格引下げ要求を取り下げなかった。

 最終的な童氏の結論は、この商談の放棄であったといいます。

 たとえ、100万ドルのビジネスであっても、IBMにとって
 利益がないと悟ればあっさりと放棄する。そして一度決断したら
 二度と、後ろを振り返らないというのが童氏のビジネス・スタイル
 とのこと。この童氏も、「特力和楽」という会社の女性社長も
 既婚者で、子供がおり仕事を持つ夫が、前面サポートしているといいます。

 「女強人」という言葉があるように、台湾には、タフで優秀な女性が
 多いようです。ビジネス社会では、かなり開けてきましたが、一般社会では、
 まだまだ保守的な観念にとらわれるという面もあるようですが。

 蛇足になりますが、パブで、飲んでいたときに、店員の女性から
 台湾にもDV(家庭内暴力)があるということを聞きました。
 そういえば、日本でも、問題になるケースがあるな、と聞いていました。
 ところが、台湾の場合のDVは、奥さんがだんなを殴ることを
 言うのだそうです(笑)。それも、その人によれば「じゃんけんの
 パーで殴るのではなく、グーでなぐるのよね」だって(笑)。
(そりゃあ、たまんない~。痛そう=笑)

 他人事じゃない、DVに関しては、うちも台湾だーーーーーー(笑)。