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【映画祭】「横浜フランス映画祭2024」が3月20日(水・祝)から24日(日)までの5日間開催。

横浜映画祭2024」(旧フランス映画祭)が3月20日(水・祝)から24日(日)までの5日間開催される。

2月5日(月)「横浜フランス映画祭2024」ラインアップ発表記者会見が開催された。1993年の第1回開催から今年で第31回となる。役所広司が横浜フランス映画祭のアンバサダーに就任した。

日付順の上映は次の通り。
【3月20日(水・祝)】 
「愛する時」オープニング上映作品。上映と合わせて舞台挨拶も行われる。開演:19:00~ オープニング上映&舞台挨拶 @シアター1 オープニング上映&舞台挨拶<映像配信>@シアター12

1947年、ウエートレスで小さな息子がいるマドレーヌは、ノルマンディーの海岸で、裕福なインテリ学生フランソワに出会う。彼らは、運命のように、一目で惹かれ合うようになるが、時が経つにつれ、マドレーヌの過去とフランソワの秘密がゆっくりと明らかになっていく・・・。※第72回カンヌ国際映画祭 カンヌ・プレミア部門出品。
【3月21日(木)】
「Bâtiment 5(原題)」 3/21(木) 開演:17:00~
パリ郊外(バンリュー)。ここに立ち並ぶ団地には労働者階級の移民家族たちが多く暮らしている。再開発計画があるこのエリアの一画=Bâtiment 5では、老朽化が進んだ団地の取り壊し計画が進められている。

日頃から行政と住民との間には大きな溝があったが、ある事件をきっかけに両者の衝突は激化することになる。治安改善のために強硬な手段をとる市長と理不尽に追い込まれる住民たち、両者間の均衡は崩れ去り、激しい抗争へと発展していく。

「けもの」(原題:La Bête)3/21(木) 開演:20:00~
人工知能が生活を取りまく近未来、人間の感情は脅威とみなされる。感情を取り除くため、ガブリエルは過去に戻り、DNAを浄化することに。そこで、かつて心から愛したルイと再会する。しかし、ガブリエルは、悲劇が起こる予感と恐怖に襲われる・・・。

【3月22日(金)】
「画家ボナール ピエールとマルト」(原題:Bonnard, Pierre et Marthe)3/22(金) 開演:16:00~
20世紀の最も偉大なフランス人画家の一人ピエール・ボナール(1867-1947)は、印象派と抽象を探求したポスト印象派との間を結ぶ架け橋とみなされている。

ピエール・ボナールは生涯の伴侶となるマルトに出会ったとき、この自称貴族という女性が、彼のその後の人生と仕事になくてはならぬ存在になるとは想像もしなかった。

しかしまもなく、彼女は「幸福の画家」にとって、単なるミューズをはるかに超えた存在となる。二人の関係は謎に満ちていた。当時の常識からはかけ離れた破天荒な愛の形を営みつつも、生涯をかけ共同で充実した芸術的成果を生み出していく。

銀座シネスイッチ他で今秋公開。

「コンセント/同意」3/22(金) 開演:19:15~ 
文学を愛する13歳の少女ヴァネッサは、50歳の有名作家ガブリエル・マツネフと出会う。彼は自身の小児性愛嗜好を隠すことなくスキャンダラスな文学作品に仕立て上げ、既存の道徳や倫理への反逆者として時代の寵児となった著名人だった。

やがて14歳になったヴァネッサは彼と<同意>のうえで性的関係を結び、そのいびつな関係にのめり込んでゆく。それが彼女の人生に長く暗い影を落とす、忌むべきものになるとも知らず……。(虐待、犯罪だな)

【3月23日(土)】
「Neneh Superstar(原題)」3/23(土) 開演:10:00~ 
生まれながらにダンスの才能を持ったネネは、パリのオペラ座バレエ学校に入学したばかりの12歳の黒人少女。彼女は黒人であるという事で差別を受け、校長に認められるために仲間の2倍の努力をしていた。そして校長にはある秘密が…。

「Àma Gloria(原題)」3/23(土) 開演:13:10~
2023年カンヌ国際映画祭批評家週間 オープニング作品。シングルファザーの父親とパリで暮らす6歳のクレオは、ベビーシッターのグロリアのことが大好き。登下校も、お風呂も、寝るときも、いつも2人は一緒だった。

しかしある日、グロリアが遠く離れた故郷に帰ることに。突然のお別れに戸惑い悲しみに暮れるクレオを見かね、父親は夏休みの間だけという約束で、グロリアの故郷である美しい海に囲まれたアフリカの島国カーボベルデへと彼女を送り出す。

きっとこれが、2人が一緒に過ごせる最後の時間になる…。名作「ポネット」を思わせる、少女の名演が胸を打つ感動作。

「めくらやなぎと眠る女」3/23(土) 開演:16:00~
2011年の東京。東日本大震災から5日後、刻々と被害を伝えるテレビのニュースを見続けたキョウコは、置き手紙をのこして小村の元から姿を消した。妻の突然の失踪に呆然とする小村は、図らずも中身の知れない小箱を女性に届けるために北海道へと向かうことになる。

同じ頃のある晩、小村の同僚の片桐が家に帰ると、そこには2メートルもの巨大な「かえるくん」が彼を待ち受けていた。かえるくんは迫りくる次の地震から東京を救うため、こともあろうに控えめで臆病な片桐に助けを求めるのだった――。

めくらやなぎ、巨大なミミズ、謎の小箱、どこまでも続く暗い廊下――大地震の余波は遠い記憶や夢へと姿を変えて、小村とキョウコ、そして片桐の心に忍び込む。人生に行き詰まった彼らは本当の自分を取り戻すことができるのだろうか…。※アニメ作品。

「日本のシドニー(仮題)」3/23(土) 開演:19:15~
小説デビュー作が日本で再出版されることになったフランス人女性作家シドニーイザベル・ユベール)が日本の出版社の招きで来日する。編集者・溝口(井原剛志)のアテンドで京都や奈良をめぐり、記者会見や読者との交流会に参加するシドニーは、次第に溝口の人柄に魅かれてゆく。

だが、シドニーは心の中では交通事故で亡くなった夫アントワーヌの影を振り払うことができない…。美しい京都、奈良、直島の風景の中で描かれるラブストーリー。

【3月24日(日)】
「アニマル ぼくたちと動物のこと」3/24(日) 開演:10:00~ 
ベラとヴィプランは、動物保護と気候変動問題に取り組む16歳のティーンエイジャー。もう何年も、彼らは抗議行動をし、ストライキを起こし、デモに参加し、環境保護団体等と関わってきた。しかし、どれもうまくいかない。

過去40年間に絶滅した野生動物の個体数は、すでに60%以上と言われ、科学者たちは「6度目の大量絶滅」と呼んでいる。なぜ動物たちが姿を消しつつあるのか。そして何よりも、どうすればそれを食い止めることができるのか。その答えを探るべく、2人は世界中へ旅に出る。

「美しき仕事」(1999)(4Kレストア版)(3/24(日) 開演:13:15~
仏・マルセイユの自宅で回想録を執筆しているガルー。かつて外国人部隊所属の上級曹長だった彼は、アフリカのジブチに駐留していた。暑く乾いた土地で過ごすなか、いつしかガルーは上官であるフォレスティエに憧れともつかぬ思いを抱いていく。そこへ新兵のサンタンが部隊へやってくる。

サンタンはその社交的な性格でたちまち人気者となり、ガルーは彼に対して嫉妬と羨望の入り混じった感情を募らせ、やがて彼を破滅させたいと願うように。

ある時、部隊内のトラブルの原因を作ったサンタンに、遠方から一人で歩いて帰隊するように命じたガルーだったが、サンタンが途中で行方不明となる。ガルーはその責任を負わされ、本国へ送還されたうえで軍法会議にかけられてしまう…。

※海外の映画ファンの間でカルト的人気を誇る作品。

「Vermines (原題)」3/24(日) 開演:16:15~
爬虫類を愛する主人公カレブは見たこともない毒グモを手に入れた。室内でカエルや蛇など飼っている彼の夢は部屋の中に小さな動物園を作ることだった。

珍しい種類のクモを手に入れた彼は、自分の部屋で飼おうとするがよいサイズのケースが無く、一時的に靴の空き箱に入れておくことに。しかしクモは逃げ出してしまう。

古いマンションの建物内に侵入し隠れた毒グモは、驚異的な速度で繁殖し巨大化していく。狂暴化した無数の毒グモは神出鬼没に現れてやがて人間たちを襲うようになる・・・。

「カネと血」(原題:D'argent et de sang)3/24(日) 開演:19:30~
2008-2009年に起きた世紀の詐欺事件を元にしたクライム・サスペンス。温室効果ガス排出量を制限するために、政府は新たな「炭素割当」市場を創設。大規模な詐欺をもくろむ三流のペテン師と上流階級のトレーダーを、捜査官が執拗に追い詰める。

・・・
■期間:3月20日(水・祝)~3月24日(日) 
■会場:横浜みなとみらい21地区を中心に開催
■主催:ユニフランス
■共催:横浜市、在日フランス大使館 / アンスティチュ・フランセ
■特別協賛:日産自動車株式会社
■公式HP:https://www.unifrance.jp/festival/2024/(外部サイト)

 

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