映画「Lift/リフト」（原題：The Lift, 2023）を見る。Netflix の独占配信（1月12日～）。
ある国際的な強盗団が、上空およそ1万メートルを飛行中の旅客機から5億ドル相当の金塊強奪に挑むクライムアクション。その攻防を航空機内をメインにド派手なアクションで描く。
監督は「ワイルド・スピード ICE BREAK」などのF・ゲイリー・グレイ。
出演は「ジュマンジ」シリーズなどのケヴィン・ハート、「クローバーフィールド・パラドックス」などのググ・ンバータ＝ロー、「キル・ザ・ギャング 36回の爆破でも死ななかった男」などのヴィンセント・ドノフリオのほか、「レオン」のジャン・レノ、「アバター」のサム・ワーシントンなどが名を連ねる。
タイトルの「リフト」という言葉が2回登場するが、それぞれ別の意味だった。前半に登場するリフトには「パクり」（字幕、「航空機」のニセモノを用意したことか）とあり、最後のほうでは「（ボートに）乗る」だった。
「レオン」などリュック・ベッソン監督作品で有名なジャン・レノも脇役で出演している。「アバター」で知られるようになったサム・ワーシントンは、インターポールの責任者で味わいがあったが、来年「アバター3」の公開が控えている。
国際的強盗団のリーダーと、これを追うインターポール（国際警察）の女性職員との関係性も物語の重要なポイントとなっている。
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世界的に有名な泥棒であるサイラス（ケヴィン・ハート）は、内部関係者のデントン（ヴィンセント・ドノフリオ）、パイロットのカミラ（ウルスラ・コルベロ）、ハッカーのミソン（キム・ユンジ）金庫破りのマグナス（ビリー・マグヌッセン）、エンジニアのルークからなる強盗団を率いている。
彼らはロンドンでゴッホの絵画を盗み、ヴェネツィアで有名なNFTアーティストN8の偽の誘拐を演出するという2つの窃盗を同時に実行する。
しかし、サイラスの元カノであるインターポールの職員アビー・グラッドウェル（ググ・バサ＝ロー）は、デントン、ルーク、マグナスが窃盗に関与している証拠を発見する。
アビーの上司であるハクスリー司令官（サム・ワーシントン）は、乗組員に対する告発を進めるのではなく、彼らの法的苦境を利用して、銀行家でテロの首謀者ラース・ジョルゲンソン（ジャン・レノ）の逮捕に協力するよう取引を提案する。
取引の一環として、サイラスはインターポールによる一定の保証のため、アビーがチームに加わることを主張するのだった。
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国際的強盗団のリーダー・サイラスを追うインターポール（国際警察）の女性職員アビーというのが、かつてほんの短い期間だが、お互いに素性を隠して、パリで知り合い、一緒に過ごしていた。
サイラスがアビーに「パリでの思い出の1週間は…」と持ち出すと、アビーは「1週間でなく5日（土・日は含まない）」と何度も言い返すところがおかしい。
アビーにしてみたら、相手がまさか泥棒とは知らなかったので「パリのことは話題にするな」と言いたかったのだ。サイラス一味を逮捕するために、あえて一味に加わったアビー。
金塊を積んだ旅客機をプライベートジェットで追いかけるが、管制塔のレーダーに映らないように旅客機の機体の真下に入って、平行飛行して航空機が一機だけ飛んでいるように見せかけるシーンもある。カンガルーが子供をお腹に抱えているような構図だった（笑）。
実は管制官の一人も買収された強盗犯の一味で、ほかの上司などの疑惑の目をうまくかわしていた。
数週間後、サイラスはアビーに、乗組員が旅客機強盗の際に金の積荷もこっそり盗み、実際の積荷を金に塗装された鉄の棒と取り替えたことを明かした。
数週間後、乗組員たちは一緒に獲物（金塊）をまんまと手に入れてしまい、成功を祝う。その上、サイラスとアビーは関係を再燃させ、終わり良ければすべて良しのエンディングだった。
＜キャスト＞
ケビン・ハート：サイラス役…有名な泥棒で強盗団のリーダー。
ググ・バサ＝ロー：アビー役…インターポールの警察官。
サム・ワーシントン：ハクスリー役…インターポールのアビーの上司。非情な人物。
ヴィンセント・ドノフリオ：デントン役…内通者、変装の達人、サイラスの乗組員の一員。
ウルスラ・コルベロ：カミラ役…美人のパイロットでサイラスの乗組員の一員。
ビリー・マグヌッセン：マグナス役…サイラスの乗組員で金庫破りの名人。
キム・ユンジ：ミソン役…サイラスの乗組員でハッカー。
ジャン・レノ：ラース・ジョルゲンソン役…富豪の銀行家。テロ計画の首謀者。
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