米ピープル誌によれば、フィッシャーの娘ビリー・ロードが家族の代理人を通じて声明を発表し「最愛の母親キャリー・フィッシャーが今朝8時55分に亡くなった」と発表。フィッシャーは12月23日に旅客機で移動中に重度の心臓発作を起こし、着陸後近くの病院に緊急搬送されていた。
「スター・ウォーズ」(1977)のレイア姫にキャストされたのは、「有名人の娘で、他人に命令することに慣れている」のを、ジョージ・ルーカス(監督)が気に入ったためだった。なおレイア姫役のオーディションで候補として最後まで残っていたのは、キャリー・フィッシャーとジョディ・フォスターの2人だったという。
父親は歌手のエディ・フィッシャー、母親は女優のデビー・レイノルズ(「雨に唄えば」)。キャリー・フィッシャーは1975年のヒット映画「シャンプー」でウォーレン・ベイティーの相手役としてデビュー。「オースティン・パワーズ」「ブルース・ブラザーズ」「チャーリーズ・エンジェル」「ハンナとその姉妹」「スクリーム3」「恋人たちの予感」などにも出演している。
しかし、キャリーが最もよく知られているのは1977年の「スター・ウォーズ」におけるレイア姫役だった。印象的な髪型でささやいた「たすけてオビ=ワン・ケノービ。あなただけがたより」は永遠の名台詞となった。
とりわけ昨年(2015年)公開の「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」では30年振りにレイア姫として最後のほうのシーンで登場した時には、予想外の映像に観客席から、思わず「うぉー」という驚きにも似た声が上がった。
「スター・ウォーズ」での成功後、その成功によるプレッシャーもあり「ブルースブラザース」で共演し、友人であったジョン・ベルーシ、ダン・エイクロイドらとドラッグに溺れていた。のちに回復し、その体験を自伝「崖っぷちからのはがき」(Postcards fromThe Edge)として著したが、これは「ハリウッドにくちづけ」(1990)として映画化されている。
出演作品:
「シャンプー」Shampoo(1975) ☆☆☆
「ポールとマニー・もうひとつの青春」Leave Yesterday Behind(1978)
「メイフィールドの怪人たち」The 'burbs(1989)
「ソープディッシュ」Soapdish (1991)
「ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲」Jay and Silent Bob Strike Back(2001)
「ワンダーランド」Wonderland(2003)
まだ60歳という若さであったのが衝撃。
ご冥福を祈ります。
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