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【東京国際映画祭2023】10月23日から開催。ポスター、ビジュアルが解禁。

第36回東京国際映画祭は、10月23日(月)~11月1日(水)まで開催されるが、ポスターが完成し、このほど解禁となった。


今年は生誕120年となる小津安二郎の特集を組むことになっており、その小津の代表作の1つである東京物語」にオマージュを捧げるようなイメージにしたという。


現代の東京(撮影場所は東京駅近くのKITTE丸の内の屋上庭園)を舞台に「東京物語」の中の笠智衆原節子のように、親子で奥田瑛二安藤桃子を撮り下ろした。


そして、安藤桃子が今年の映画祭のナビゲーターに就任することも決定した。これまで「アンバサダー」という形で俳優・女優が就任してきてきた。


とくに今年は映画祭の案内人として、映画監督であり、高知で映画館の代表も務め、自身で映画祭も企画するなど様々な形で映画にコミットしている安藤桃子「アンバサダー」改め「ナビゲーター」として立つこととなった。

  


安藤桃子(映画監督)コメント:
争いも限界もなく、どんな存在にも光を当て、時間も空間も飛び越えて、自由自在に生きられる世界。
映画はあらゆる物語を具現化できる。
映画は世界を変えられる。
映画で世界が変わる。
本当に、そうなんだと思っている。
映画は人の心を映し出す。
目に見えない風や小さな生き物たちも、すべてのイノチを映し出す。
心の内にある、過去も未来も記憶し、記録する。
2023年の今、私たちは何を見つめ、どこへ導かれるのだろう。
映画祭は世界の羅針盤だ。
いま、ここ、東京から。


・・・
また、今年は新たに東京国際映画祭のミッション(理念)を策定。これまで本映画祭ではその年ごとにテーマやポイント等を設定してきたが、今後はこのミッションを基本理念として貫きながらスタッフ一同映画祭の運営にあたっていくという。


■ミッション:
「東京から映画の可能性を発信し、多様な世界との交流に貢献する。」

10月23日(月)のオープニングセレモニーは、昨年同様東京宝塚劇場で行う。クロージングセレモニーはTOHOシネマズ日比谷(スクリーン12)で開催。
会期中の上映劇場は昨年から加わった丸の内TOEI、丸の内ピカデリー、TOHOシネマズ日比谷の大型劇場のほか、ヒューリックホール東京が新たに加わり、さらに角川シネマ有楽町シネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ有楽町、TOHOシネマズ シャンテとなる。

 

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映画祭の顔となるコンペティション部門の審査委員長はドイツの映画監督のヴィム・ヴェンダースが務める。
 
ヴィム・ヴェンダース監督について:

「ことの次第」 (1982)でヴェネチア国際映画祭の金獅子賞を受賞。「パリ、テキサス」(1984)でカンヌ国際映画祭パルム ドール、「ベルリン・天使の詩」(1987)で同カンヌ国際映画祭で最優秀監督賞を受賞。「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」(1999)、「Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」(2011)、「セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター」(2014)の3作品で米国アカデミー賞の長編ドキュメンタリー部門へのノミネートを果たす。
 
また親日家としても知られ、特に「東京物語」(1953)を観て魅せられたという小津安二郎監督への傾倒は深く、1985年には小津安二郎へのオマージュとしてドキュメンタリー映画「東京画」を制作し、高い評価を得た。

東京・渋谷の公衆トイレのリノベーションを紹介したアートプロジェクトThe Tokyo Toiletの一部である最新作「パーフェクト・デイズ」(2023)は、日本の俳優・役所広司を主演に迎え、今年のカンヌ国際映画祭役所広司に最優秀男優賞をもたらした。

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