「ハート・オブ・ストーン」(原題:Heart of Stone、2023)を見る。アクション炸裂映画で「ミッション・インポッシブル」の主人公イーサン・ハント(トム・クルーズ)を女性版(ガル・ガドット)にしたようなスパイ・アクション映画。
「ワンダーウーマン」のガル・ガドットが主演と製作を兼ねている。Netflixで8月11日から配信。
監督は「イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり」のトム・ハーパー。共演は、「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」のジェイミー・ドーナン、「RRR」のアーリヤー・バット、「ホテル・ルワンダ」のソフィー・オコネドー、「アーミー・オブ・ザ・デッド」のマティアス・シュヴァイクホファーなど。
冒頭のアルプスのシーンから始まり、ロンドン、リスボン、モロッコ、アイスランドなど世界を股に掛けた壮大なストーリーが展開される。
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レイチェル・ストーン(ガル・ガドット)はイギリスの諜報機関MI6に入ったばかりの新人。リーダーのパーカー(ジェイミー・ドーナン)、実行役のヤン、ドライバーのベイリーなど、レイチェルと仲間たちは、あるミッションのためにアルプスの山荘に来ていた。
そのミッションとは武器商人のマルバニーの身柄を確保すること。レイチェルの役割は、車中からの仲間のサポートだった。
しかし、レイチェルにはある秘密があった。レイチェルは二重スパイだったのだ。レイチェルが所属している組織の名は「チャーター」。
チャーターは元諜報員たちによって極秘に作られた平和維持のための組織だった。MI6の仲間には隠していたが、実際はレイチェルは銃の扱いから格闘に至るまで、あらゆることをこなすエキスパートだった。
パーカーたちは武器商人のマルバニーの身柄を確保したが、敵が迫っていた。このままでは仲間が危ない。一方で、レイチェルの正体がばれるわけにもいかなかった…。
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ガル・ガドットのリスボンの市街地での壮絶なカーチェイスからスカイダイビングといったカッコいいアクションや、バイク、車の迫力ある運転などのテクニックやアクションなどが見どころ。
秘密組織「チャーター」でのレイチェルのコードネームは「ハートの9」。同様にチャーターのメンバーは「ハートの6」や「クローバーの8」など、トランプ・カードのコードネームで呼ばれている。
【主な登場人物】
■レイチェル・ストーン(ガル・ガドット):
MI6に入ったばかりの新人エージェントでハッカー。実は秘密組織「チャーター」に所属する二重スパイ。チャーターでのコードネームは「ハートの9」。銃から格闘、ハッキングまで何でもこなす凄腕のエージェントである
■パーカー(ジェイミー・ドーナン):
MI6のレイチェルのチームのリーダー。仲間と深く関わろうとしないレイチェルのことを気にかけている。レイチェルが二重スパイということは知らない。
■ハートのジャック(マティアス・シュヴァイクホファー):
チャーターのメンバーで、レイチェルのサポートをしている。量子コンピュータ「ハート」を信奉し、つねに確率で物事を考える。指示を聞かないレイチェルに、いつも振り回されている。
■カイア(アーリヤー・バット):
MI6のエージェント。