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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

★ドラマスペシャル「スイッチ」(6月21日午後9:00~)を見た。松たか子、阿部サダヲの名コンビ。

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テレビ朝日系のドラマスペシャル「スイッチ」(6月21日午後9:00~11:04)を見た。あの「夢売るふたり」(2013)で詐欺夫婦を演じた阿部サダヲ松たか子という、演技派が出演するとあっては、たとえ2時間であっても見ないわけには行かない。面白かった。

脚本が、「東京ラブストーリー」(フジテレビ系)や「Mother」(日テレ系)、「最高の離婚」(フジテレビ系)、「カルテット」(TBS系)など名作を作り上げてきた坂元裕二テレビ朝日のドラマで初めて筆を執った。

 

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学生時代から長く付き合っていた元恋人同士だった、検事の駒月直(阿部サダヲ)と弁護士の蔦谷円(つたや・まどか、たか子)は、別れた後もお互いに恋人ができると食事会を開いて紹介したりと、何かにつけては顔をつきあわせ、憎まれ口を叩きあう…そんな微妙な関係を13年間続けている“検事”の直と“弁護士”の円。

 

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ある日、直は料理研究家の恋人・佐藤亜希(中村アン)を、円(まどか)は広告代理店勤務の恋人・鈴木貴司(眞島秀和)を紹介するために、4人で食事をとることに。憎まれ口をたたき合いながらぎこちない食事会を終えた後、それぞれ観覧車に乗った直と円は、それぞれ恋人からプロポーズされるのだが…。

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・・・

連続突き飛ばし事件で死者がでて、犯人を“背中どん男”と名付け軽視されていた事件。しかし事態が悪化し、任意で取り調べを受けた男が自供し、令状を請求できると浮足立つ警察に、直は危機感を感じる。

一方、ある理由から刑事事件を一切引き受けないと決めていた円に、自供した犯人の弁護の依頼がくる。絶対に釈放を勝ち取らねばならない状況に、条件付きで弁護を受け、恋人だった直らと向き合うことになる。

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別れた後も腐れ縁を続ける元恋人同士の2人が、ある事件を巡って検事と弁護士として対峙する、リーガルサスペンス×ラブストーリー。かつて7年間の付き合いがあって、その後は友人関係で、つかず離れずの関係だったが、それぞれが結婚の相手候補を紹介しあうという中で、本当の好きな相手は誰かを自問。やけぼっくいに火がついたシーンが抱腹絶倒。これから見る人のために口にチャック(YKK製)。

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 以下、ドラマの宣伝文句。

検事と弁護士、それぞれの立場から事件の真相を追い求める二人――。 一見単純に見えた事件の裏に隠された衝撃の事実が明らかになったその時、彼らにも人生の選択の時が訪れて…!?

 スピーディーに展開する本作の監督を務めるのは月川翔。映画「君の膵臓をたべたい」(2017)、「響 -HIBIKI-」(2018)、ドラマ「そして、生きる」(2019)など、苦悩を抱えながらも人生を果敢に切り開く若者たちの姿を瑞々しく描き、若い世代を中心に大きな支持を得てきた月川。今作で挑むのは、リーガルサスペンス、そして一筋縄ではいかない40代のラブストーリー!

 

このドラマの一番の面白さは、掛け合いの言葉の応酬のおもしろさ!