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<span itemprop="headline">★訃報:フランスのシャンソン歌手・シャルル・アズナブール、亡くなる。94歳。</span>




フランス
を代表するシャンソン歌手のシャルル・アズナブールが亡くなった。94だった。1日、仏メディアが一斉に伝えた。
 
アズナブールは、1924年、アルメニア系移民の両親のもと、パリで生まれた。

幼少から俳優と歌手を志してパリの小さな舞台で日銭を稼ぎ、1946年、シャンソン歌手エディット・ピアフに見込まれて前座で歌い、名が知られるようになった。

低くて渋いしゃがれ声が特徴で、身長約160センチと小柄で、ぶきっちょな身のこなし。「無学」の引け目もあった。それが舞台を重ね、表情は豊かさを増した。身のこなしは軽くなり、今や観客に冗談も飛ばす。「私にとって舞台が学校だった。観客の反応からすべてを学んだ」


 
代表曲に「ラ・ボエーム」や「世界の果てに」などがある。
作曲や作詞も手がけ、1400曲以上のシャンソンを書き、60本以上の映画にも出演20189中旬には日本でコンサートを開いたばかりだった。
 
2018年、日本政府から春の叙勲で旭日小綬章を受章
 
忘れじのおもかげシー」(She は、イギリスの連続TVドラマ「女の七つの顔」のために作られたが、その後エルヴィス・コステロがカバーし映画ノッティングヒルの恋人主題歌としてリバイバル・ヒットした。
 
1964年にアズナヴールが作詞(作曲は、ジョルジュ・ガルヴァレンズ)した「アイドルを探せ」(La plus belle pour aller danser)も、シルヴィ・ヴァルタンが唄って大ヒットした。
 
帰り来ぬ青春」(Hier encore)は、ロバート・アルドリッチ監督、バート・レイノルズカトリーヌ・ドヌーヴ主演のアメリカ映画ハッスル原題:Hustle, 1975年)の挿入歌として使用された。
 
由紀さおりのヒット曲恋文の1番の歌詞に「アズナヴール流しながら この手紙を書いてます」とアズナブールの名前が出てくる。

映画「ブリキの太鼓」(1979)では太鼓を売るおもちゃ屋の店主の役で出演している。当時55歳くらい。


 

               「ピアニストを撃て」では主演を務めた。


フランス式十戒」のオムニバスでは、第3話「汝殺すなかれ」で、元修道士に扮して、妹の復讐のためにリノ・ヴァンチュラを狙うのだが・・・。


■映画出演作品:
ピアニストを撃てTirez sur le pianiste(1960年
オルフェの遺言Le Testament d'Orphée(1960年)
フランス式十戒Le Diable et le Dix Commandements(1962年☆☆☆
アイドルを探せCherchez l'idole(1963年☆☆☆
キャンディCandy(1968)★★
ブリキの太鼓Die Blechtrommel(1979年☆☆☆☆
シャレードThe Truth About Charlie(2002年)本名で
     登場し歌も披露。☆☆☆☆
アララトの聖母Ararat(2002年)
ゴリオ爺さんLe Père Goriot(2004年)
 
94歳は大往生かもしれない。
ご冥福を祈ります。
 

シャルル・アズナブール作詞の代表曲「アイドルを探せ」を聴きながら、アズナブールを偲ぶことにします with B = Beer



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