政治家の失言が相次いでいる。
夕刊フジでは「嘲笑戯画」という漫画で、失言により辞任した大臣が、まとまって元大臣御一行様として温泉旅行している漫画を掲載している。
次から次に失言が飛び出すので、誰が何といって辞めたか、忘れてしまうほど。
この人たちには、シャレでも「お疲れさま」とは言えない(笑)。
さらに池田勇人は「みなさん、私がやる政策は社○党とは違います。イケダは、3つの卵を4人で分けるようなことはしない。3つの卵は6つに増やす、6つの卵を3人で分けたら3つ余る。余った3つを貯金する。これが、経済であります」 (注:池田は「倒産容認」、「麦飯」発言などの失言が多かったが、経済政策など難しい話を国民に分かりやすく説明することには卓越していた。)
吉田:「只今の私の答弁は、日本の総理大臣として答弁致したのであります。
私は確信するのであります」
別に興奮する必要はないじゃないか」
吉田:「無礼なことを言うな!」
西村:「何が無礼だ!」
吉田:「無礼じゃないか!」
西村:「質問しているのに何が無礼だ。君の言うことが無礼だ。(中略)翻訳した
言葉を述べずに、日本の総理大臣として
答弁しなさいということが何が無礼だ!
答弁できないのか、君は・・・」
吉田:「バカヤロー・・・」(西村の発言中、自席に戻る際ボソッと呟くように発言)
西村:「何がバカヤローだ! バカヤローとは何事だ!! これを取り消さない限りは、
私はお聞きしない。(中略)取り消しなさい。私はきょうは静かに言説を聞いて
いる。何を私の言うことに興奮する必要がある」
吉田:「・・・私の言葉は不穏当でありましたから、はっきり取り消します」
西村:「年七十過ぎて、一国の総理大臣たるものが取り消された上からは、私は
追究しません。(以下略)」
どっちもどっちだが、明治生まれの人は気骨があっていい。
最近、頻発している議員の失言。
問いただした記者に「退席しろ」と叫んで問題になった。
その3週間後には今度は自分たちの派閥パーティで「震災が東北だから良かった」と発言。その直後は「真意の説明」(=言い訳)に終始したが翌日には辞任に追い込まれた。
さかのぼって昨年9月、内閣政務官は台風被害の岩手県視察の際、職員におぶわれて水たまりを渡った。後に自らのパーティで「各省庁で長靴がえらく整備された。長靴業界はだいぶ儲かった」と発言し、この3月に辞任した。
直近では、国会答弁で「役所の原稿を朗読する」などと漏らした議員もいた。
挙げ出せばきりがないのでこの辺で。
映画「バカヤロー!私、怒ってます」は、世の中の矛盾に対して怒り爆発で、痛快だった。
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