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<span itemprop="headline">★「ScreenX」(新次元3面マルチ映画上映システム)上陸。</span>


映画の歴史の一つのエポックとなるのか、3面上映システム「ScreenX」(スクリーン・エックス)と呼ばれる方式が日本に初上陸することになった。
このシステムは、既存の正面スクリーンに加えて、左右側面(壁面)に映像を投影し、最大270度の視界によって、映画の世界に自分の感覚が没入していくような“映画体験”を堪能できるというもの


「ScreenX」方式が
7月1日、東京のユナイテッド・シネマ アクアシティお台場第一号として導入されることが決定した。
上映される作品は世界的大ヒットシリーズの第5弾パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」。通常鑑賞料金に加えて特別料金700円がかかる。高い!


「ScreenX」
上映システムは、韓国のCJ CGV社が開発。
2015年におひざ元の韓国でヒマラヤ~地上8,000メートルの絆~」上映で導入されたほかアメリカ(ロサンゼルスほか)、中国をはじめとする世界各国108の劇場に設置されている(2017年2月現在)。
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率直な感想をいえば、画面が3分割となり、つなぎの部分など、やや違和感を感じる。しかもシーンによっては正面だけの画面になることもあるというのだ。
映画の進化という点では、サイレントからトーキーへ、モノクロからカラーへ、平面から立体(3D)映像へと変化してきたが、果たして分割3画面が広く受け入れられるかどうか。







Dimension150スクリーン
今はなくなったが、1969年末に登場した超ワイドスクリーンの「DIMENSION150」はインパクトがあった。
当時、歌舞伎町の映画街のど真ん中にあった新宿プラザで導入され「エスタン」が上映された。映画の上映前には、通常のスタンダードサイズの画面でCMや予告編があった。予告編が終わると、標準サイズの脇にあったカーテンが徐々に広がっていき、これでもか、というほど引いていき画面が曲線を描き広くなったのである。前から3列くらい前までの席では、観客を取り囲むような雰囲気もあった。
さすがにこれには驚き「わぉー」と声を挙げたことがある(笑)。「ウエスタン」のタイトル文字まで、ワイドスクリーンをイメージしていたようだ(笑)。
現在の技術をもってすれば、デジタル・サイネージといわれる屋外の広告などに見られるような円柱にも映像を投射できる技術がある。

映画によっては、アクションやアドベンチャーものなどは、観客が”そこにいる”感覚の立体感は歓迎だが、じっくり見るドラマは、平面でモノクロでもいいという映画もある。
観客が映画体感ができるというのであれば、USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)などのテーマパークで十分だ。
といいつつも、この「ScreenX」は一度は体験したい。

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