「薔薇色のブー子」(2014)」を見た。
このブログのサブタイトルの「名作に進路を取れ」からは大きく外れた進路だが、自分を変えようと立ち上がった女子大生が、さまざまなハプニングや不幸に見舞われながら成長する姿を描く。
何かにつけて「ブーブー」と文句ばかり言うことから「ブー子」というあだ名で呼ばれる大学生の幸子(指原莉乃)。もう一つ「ブー」というのは、小さい頃からのつい出てしまうオナラ癖(笑)。周りに誰もいないのでほっとする。成人した今も時々・・・。
家に閉じこもってばかりの非社交的な性格だった幸子が、あるきっかけで大学で新しいサークルを作り、30人も加入してくるなど仲間を集め、社交的でまとめ役にまで成長していく。
幸子は、いつか少女漫画のような出会いがあると信じている。
そんなある日、趣味がぴったりで、アイコンがジョニー・デップ似の男、スパロウさんという名前の男とTwitter上で知り合った幸子は、スパロウさんに会うため外出するが、何十匹もの黒猫に遭遇したり、ドッキリで落とし穴にはまったりと、散々な目に遭うのだが・・・。
・・・
ツイッターで知り合ったスパロウさんと夜10時の約束で、デパートで衣装など準備の買い物をしようとしたりすると、訪問者のキリ番に三度も当たり(繰り返しがしつこい。笑)。その都度、ゲストとしてデパートの社長(志賀廣太郎)が踊りながら出てきて「おめでとう」とあいさつしたり、米俵など荷物になる賞品をもらったり、車にはねられたり・・・。車を運転していた女は、轢いておきながら、現金(200万円)を放り投げて、去っていってしまう。演じているのがAKB48仲間だった小嶋陽菜(友情出演か?)。
「時間に間に合うのか」というハラハラさせるハプニングが次から次に起こる。
インチキ占い師(片桐はいり)が、隕石が落ちると幸子に言うと、大学で地質学などを学んでいる幸子は、隕石が地球に落ちる確率はゼロに等しいというのだが、これがあとで関係してくる。
極めつけは、幸子が人質の女の子供を助けるために身代わりになり、子供を救いだしたことから、やくざ組織の組長に祭り上げられ、セーラー服を着て、機関銃を持たされて・・・とまるで「セーラー服と機関銃」のパロディに。前方に並べられたたくさんの酒びんに向かって銃をぶっ放して、「か・い・か・ん」と言葉が出る。
個性的な脇役は見どころ。
ツイッターの相手のスパロウ(「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジョニー・デップの役名)に会うことができるのか。どんな人物なのか。途中で、素性がわかったが(笑)。
★★
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