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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「マジック・イン・ムーンライト」(2014)エマ・ストーン、コリン・ファース出演。</span>





マジック・イン・ムーンライト」(原題:Magic in the Moonlight, 2014)を見た。
ラ・ラ・ランド」(2016)の”ミア”(エマ・ストーン)が出演しているとあれば見ないわけにはいかない。英国王のスピーチ」(2010)でアカデミー賞主演男優賞を受賞したコリン・ファースが主演。

近年のウディ・アレン監督作品は、だいぶ見やすくなった(笑)。

ロマ・コメの典型と言ってしまえばそれまでだが、映画の最後で、”9回裏の逆転劇”を見せられたような、痛快でシャレたエンディングだった。後味がいい。
 
1920年代の南フランスを舞台に、悲観主義者のイギリス人マジシャンと楽天主義者のアメリカ人女占い師の恋の行方を描くロマンティック・コメディ。共演は、ミスティック・リバー」のマーシャ・ゲイ・ハーデン、「ザ・フューチャー」のハミッシュ・リンクレイターほか。
 
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頭が固くて皮肉屋のイギリス人マジシャン、スタンリー・タプリンジャー(コリン・ファース)は中国人に扮装し、華麗なイリュージョンで喝采を浴びている。
 
そんなある日、とある大富豪が入れあげているアメリカ人女占い師ソフィ・ベイカ(エマ・ストーン)の真偽のほどを見抜いてほしいと友人に頼まれ、早速スタンリーはコート・ダジュールの豪邸へ乗り込んでいく。




  





                 南仏海岸は太陽がいっぱい

ところが実際に対面したソフィは若く美しい女性で、スタンリーに“東洋のイメージが浮かぶ”などとあっと驚く透視能力を発揮。この世に魔法や超能力など絶対に存在しないという人生観を根底からひっくり返されたスタンリーは、笑顔も抜群にチャーミングなソフィに魅了されてしまうのだった。
 
他人を騙し騙されまいとするマジシャンと、他人の心を見透かし見透かされまいとする占い師の駆け引きは次第に加速していくが、二人は素直に想いを打ち明けることができない。やがてその行く手には、大波乱が待っていた・・・(MovieWalker)
 
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ラ・ラ・ランド」(2016)で一躍人気女優の仲間入りを果たしたエマ・ストーン
ラ・ラ・ランド」がなければ素通りしたかもしれない映画だったが「マジック・イン・ムーンライト」でも、時折、”ミア”を彷彿とさせるような表情で魅力的だった。


               どこからみても”ミア”(「ラ・ラ・ランド」)

何でも見通せるという超能力者というソフィだが、「トリック」で飯を食っているコリン・ファース扮するスタンリーが”化けの皮”をはがしてやると勢い込んで乗り込んでいく。スタンリーしか知りえないことなどを次々に言い当てるソフィ。

目に見えるものだけが現実であり、霊能者や超能力者などはいるはずはなく、ペテン師だと決めつけていた考えが、徐々に崩れていく。だんだんもしかしたら、読心術を持った人間存在するのではないか、本物の超能力ではないかと思うようになる。
 
果たして、ソフィは、”精神の波動”で相手のことがわかるというのだが、それは本物なのか・・・。やがて驚きの真実が明らかになり・・・。
 
エマ扮するソフィはよく食べる。食事をした後から、お菓子などがあるといえばすぐに食べる。甘党の誰かと同じだ(笑)。スタンリーが「よく食べるね」というと「愛だって、食べ物で満たされるの」と言ってのける。

南仏プロヴァンスのスタンリーの叔母のところで数日間のあいだ時を過ごすスタンリーとソフィ―。ソフィーには億万長者の青年がプロポーズしていて、スタンリーも側面からそんなチャンス(貧しい生まれの女が、夢のようなセレブの生活になれる)は無いと後押しをするのだが、ソフィーは、スタンリーの真意を知りたかったのだが。

スタンリーは、大きな瞳のソフィーに出会ったときから抱いていた特別な感情があったが気づいていなかった。叔母から、ソフィーが金持ち青年のプロポーズを受けたそうねと聞かされたスタンリーは・・・。叔母役の女優もうまい。
 
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ウディ・アレンというと、皮肉っぽいドラマが多い。
主人公のスタンリーは子供のころから、ひねくれた性格で、牧師から「地獄に落ちる」と言われるほどで、大人になってもすべてに皮肉たっぷりでイヤミの塊のような人物。元妻のジェニーも、スタンリーが部屋に籠って手品の準備ばかりしているので別れたという過去がある。しかし、ソフィが結婚を決めたと聞いて、やっと自身の気持ちに気づくのだった。
 
ラストシーンは、予想されたとはいえ、まさかの展開が待っていた。
 
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