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<span itemprop="headline">訃報:俳優・渡瀬恒彦、死去。72歳。</span>


映画や
推理ドラマなどで活躍した俳優の渡瀬恒彦が14日、胆のうがんのため亡くなった。72歳だった。
 
現在闘病中という兄の渡哲也(75)とはまた違った男の魅力で人気を誇ったスター俳優だった。

映画では「事件」「震える舌「神様のくれた赤ん坊」のほか仁義なき戦い」シリーズやテレビドラマ十津川警部」「おみやさん」などで存在感を示した。
 
つい2か月前の1月21日松方弘樹が74歳で死去した際には「年齢も近く、東映の撮影所で共に育ってきました。今は言葉が出ません」とコメントを出したばかりだった

早大法学部を除籍になった後、電通PRセンターに入社。兄の渡哲也はすでに日活の青春スターとしてスターの階段を駆け上がっていたが、渡瀬は芸能界に全く興味がなかった東映岡田茂社長(当時)口説き1969年に同社と契約を結んだ。

1970年に石井輝男監督「殺し屋人別帳」でデビュー。
仁義なき戦い」シリーズなど数多くのやくざ映画やアクション作品で実力を養い、78年に出演した深作欣二監督の「赤穂城断絶」と野村芳太郎監督の「事件」の演技でブルーリボン賞助演男優賞などを受賞した。


その後も「震える舌」「南極物語」などの話題作で存在感を見せる一方、映画界の斜陽化に伴ってテレビでの活躍も目立つようになった。なかでも「十津川警部」(TBS)「おみやさん」などは息の長いシリーズとなった。

映画では、「事件」(1978)や、桃井かおりと共演したロードムービー神様のくれた赤ん坊」(1979)が印象に残る。


















ご冥福を祈ります。



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