「勇気だ、力だ、だれにも負けないこの意気だ・・・」の主題歌で始まる「少年ジェット」。キャッチフレーズは、青少年育成の文部省推薦のような「明るく元気で正しい心、少年ジェットこそ、まことの少年の姿」である・・・というもの。
「少年ジェット」は、事件が起きると、ジェット(本名・北村健)という少年が名犬シェーンを引き連れて、オートバイで颯爽と町に飛び出し、悪漢をやっつけるというもの。
”シェーン、行こう!” という掛け声とともにバイクのエンジンをかける。
そのオートバイは小型バイク。いっしょに走るシェーンの方が早いくらいのろのろバイクだった(笑)。
スーパーコルトは、「まぼろし探偵」の電波ピストルと同様、殺傷力はない。敵をシビレさすだけだった。ミラクルボイスというのがすごい。腰に手をかけ、やがて手をゆっくり口にもっていき、「ウー、ヤー、タァー!」と叫ぶのだ。
すると、なんと大地が揺れ動き、大木が中央から裂けてしまうのだ。いまでいうCGなどは必要ではなく、カメラをグラグラと揺らしただけだったようだ。
そんな仕掛けとは知らず子供たちは夢中になっていたのだから、子供だましも7-8歳くらいの子供には通用したのだ。
オリジナルは子供だけの声だった。
女優の和泉雅子のテレビの子役デビュー作で
もあった。画面を見てわかった。
主題歌の歌詞も覚えやすかった。
最後の「JET」は、ジェイ・イー・ティーと掛け声
で叫んでいたが、ジェットの英語JETだとは、
当時は、全く知らなかった。
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