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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「サバイバー」(2015)見る(試写会)。</span>



サバイバー」(原題:Survivor、2015)を試写会で見た。
映画の冒頭は、いきなり戦場のシーン。「ハート・ロッカー」か「プライベート・ライアン」かといった激しい戦闘シーンで始まる。あれ、これは戦争映画なのかと一瞬思ってしまうが、テロリストと軍隊との戦いだった。

テロリストが9.11の報復なのか、アメリカに対して仕返しをするというテロ集団と大使館、警察との攻防をアクションを中心に描いている。

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ケイト・アボットミラ・ジョボビッチ)はイギリスの大使館に派遣された優秀な国務省職員。ケイトの任務は、アメリカへの不正入国を狙うテロリストたちを阻止すること。ケイトは、9.11で友人を亡くしたことでテロへの警戒心は人一倍強く、ロンドンでもビザの発給に目を光らせていた。

しかし、ある日、ルーマニア人の技術者へのビザ発給をめぐる同僚と対立する。
ロンドンの大使館で何かが起きていると睨んだ彼女は一人で調査を開始する。

そんな時、同僚と昼食を共にしようとレストランに向かったケイトは、たまたま自分が席を外している時に爆弾テロに遭遇し、同僚たちを失い。しかも直後、謎の男(ピアース・ブロスナン)に命を狙われる。

何とかその場を凌いだケイトだったが、自分がそのテロの犯人に仕立てられていることを知り、逃亡する。なぞの暗殺者だけでなく本国の捜査官や地元警察からも追われる中、ケイトは唯一孤立無援のサバイバルに突入している。

そしてその背後にはニューヨークでの大規模なテロの存在を知った彼女は、逃亡しながら新たなテロの脅威とも戦うのだった。

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自分がテロリストも間違われ逃亡しながら、本物のテロリストを追うという設定だが、まるで、60年代のテレビドラマ「逃亡者」(映画化もされた)の医師リチャード・キンブル(デビッド・ジャンセン)を外交官ケイト(ミラ・ジョヴォビッチ)に置き換えた現代版「逃亡者」そのもの。

化学薬品の博士を怪しいと睨んだケイトに対して、大使館の大使や側近からも邪魔者扱いのように追われ、同時に、テロリストからも目障りと抹殺されそうになるケイトだが、なんとか生き延びて(生存者=サバイバー)、プロのテロリストと最後の格闘をするところが見所となるのだが・・・。

9.11の同時多発テロ以降、アメリカへの入国審査はより厳しくなったという。
映画のラストで、アメリカの空港では、9.11以降、53人のテロリストを空港で発見し、入国を許さなかったという字幕が出る。



ピアース・ブロスナンも昼は時計屋で、実はテロリストという役だが、どこかであったようなありふれた役柄だ。冷徹なプロの殺し屋ということだが、落ち着きだけは見せていたが、「マラソンマン」のローレンス・オリヴィエのような凄み、怖さは感じなかった。



ミラ・ジョヴォビッチは、テロリストの汚名を着せられて、全国ネットのテレビ中継で、顔も割れているのに、空港や街中を特に変装もしないで動き回るというのは、不用心すぎる。アクションで鍛えているので、もう少しアクションも徹底して欲しかった。

★★


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