「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」(2008)を見た。略して「ぼくちゅう」というようだ。
「セカチュウ」(世界の中心で、愛をさけぶ)のように短縮するのが最近の傾向か。
1970年代の田舎町(栃木県界隈)を舞台に、7人の高校生と地元の駐在さんが繰り広げるイタズラ戦争を描く青春コメディー。
主人公のママチャリを市原隼人、彼らと対峙(たいじ)する駐在さんを「間宮兄弟」の佐々木蔵之介が演じている。イタズラをテーマにした奇想天外な発想、熱い青春の情熱などがコミカルに描かれ、笑いと涙で気楽に見られる映画。
ある田舎町に、平凡だが発想はピカイチのママチャリ(市原隼人)、女の子のような外見のジェミー(冨浦智嗣)、武闘派でエロ担当の不良リーゼントの西条くん(石田卓也)、開業医の長男で恋愛担当のグレート井上(賀来賢人)たち7人の高校生がいた。
・・・
高校生のイタズラもイタズラだが、駐在さんも負けてはいない。
やられたらやり返す、倍返しとまではいかないが、こんな駐在さんがいるだろうか(笑)。駐在さんは、彼らに負けず劣らず、法スレスレのリベンジを繰り広げるのだから。
互いに罠を仕掛け、どちらもひるむことのない攻防戦は、終わりのない長期戦となった。
しかも、その駐在には、町内の喫茶店で働くマドンナ・加奈子(麻生久美子)という美人妻がいることが発覚。ママチャリたちはますます鼻息を荒くする。ここに登場する加奈子は、かつては、暴走族の一員で、ケバケバな化粧と衣装で登場するから、現在の落ち着いた雰囲気とは想像もつかない落差があった。
そんなある日、西条がバイク事故を起こして病院行きとなる。
そこには、心臓に持病を抱える近所の小学生・前園ミカ(成嶋こと里)が入院していた。怖がって手術を受けたがらないミカを説得しようと、西条たちは壮大な約束を持ちかける。しかし、その約束を決行するには、退学覚悟で挑まなければならなかった・・・。
その約束とは、「病院からでも打ち上げ花火を見られるようにする」ということだった。果たして、正式な打ち上げ花火は、距離、方向的に病院からは見られないはずなのだが・・・。
最後のオチは,なかなか良かった。
これで一件落着かと思われたが、700日戦争のほんの100日が終わったところだった。
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