痛快なドラマだった!
タイトルの最強のオンナを演じるのは、いかにも強い女のイメージの藤山直美と寺島しのぶ。初共演ということだが、女社長宅の家政婦として雇われた“浪速のおばちゃん”と亡き夫の遺した店の経営に奮闘する“鉄の女”が、本音でぶつかり合いながら、やがて友情で結ばれていく姿が描かれている。
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作業の効率化とコストダウンはすさまじく、その様子は専務・長谷川恭一(岸部一徳)も先行きを心配するほどだ。
みどりの面接での傍若無人とも思える態度に激怒した玲子だったが、折りしも、麻衣の世話をするお手伝いさんが必要になり、社員ではなく、「家政婦」としてみどりを雇うことになった。そこの娘の麻衣は、気に入らない家政婦はすぐに「クビ」といい、新しい家政婦は10日ともたなかったのだが・・・。
玲子は店舗数100を目指し、奔走する。
ハンバーグの味が落ちていることに気づきつつも、売り上げが下がる中、後戻りは出来ない。
一方、家では麻衣が小学校でのいじめに悩んでいた。
仕事に忙しい母と過ごす時間は少なく、当初、みどりに心を閉ざし冷たかった麻衣だったが、おせっかいで人間くさいみどりと接するうちに、次第に心を開いていく。
人目もはばからずぶつかり合うみどりと玲子だったが、やがて、世代を越えた友情にも似た関係を育んでいく。
敏腕社長で重責を担う玲子に比べ、定職も家族もなく、気ままに生きてきたように見えるみどり。そんな彼女にも、繁華街で不良仲間とたむろする青年・宮本拓也(千葉雄大)との間には、何か「人知れず悲しい過去」があるようで・・・。
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みどりは、かつて自分の息子を捨てて家を飛び出した過去があったが、家政婦をやめてから一年後には、みどりと息子の拓也がともに「たこ焼き屋」を営んでいる光景があり、ハッピーエンドで、後味のいいエンディングだった。悪い仲間グループにいた拓也も、母を助けるたのもしい青年になっていて、たまたま再会した玲子、麻衣と専務の三人は、楽しそうな親子を見て、思わず嬉しそうな表情を浮かべていた。
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見逃した人は、再放送でも・・・。予告編はこちら↓:
2時間弱のドラマだったが見応えがあった。
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