Yahoo記事を見ていたら、またまた、目を疑うような記事が出ていた。
<埼玉の専門学校>外国人入学を拒否
(以下、全文を引用)
調理師や栄養士を養成する埼玉県熊谷市の私立専門学校が、生徒の募集要項に「外国人の入学は出来ない」と明記していることが分かった。
県が公正な選抜をするよう依頼したが、運営法人は「開設以来の学校の方針」として応じなかった。行政側に指導権限がないことから、差別的な取り扱いが是正されない状態が続いている。
外国人の受け入れを拒否しているのは、学校法人今昌学園(今井明巨理事長)が運営する埼玉県調理師専門学校と同栄養専門学校、同製菓専門学校の3校。書類選考と面接で入学者を決めているが、来年4月の入学者向け募集要項に「外国人の入学は出来ません。これは本校の方針です」と明記している。
今春や昨春入学分の要項も同様で、連絡を受けた県学事課は昨年1月と8月、法人に「本人の能力や適性をもって公正に選抜してほしい」と依頼したが応じなかった。
取材に対し、今井理事長は「(取材は)受けられない。理由はない」「募集要項にある通りだ。別の学校に行けばよい」と話したが、県内の教育関係者によると「不法滞在の学生が増えたら困る」と理由を説明しているという。
県学事課は「私学なので県が法的根拠をもって指導するのは難しいが、他校でこのような事例は聞いたことがない。誠に遺憾」と法人を非難。調理師などの養成機関として指定している厚生労働省関東信越厚生局は「外国人の入学について法令上の定めはなく、はっきり改善を求められない」とした。
文部科学省専修学校教育振興室は「教育基本法が定める教育の機会均等は外国人にも可能な限り適用されるべきだというのが通説で、不当な差別は望ましくない」とする一方で、「背景や事情があるのかもしれず個別具体的には判断できない」としている。
法人は1976年設立。県によると、3専門学校の在学者(5月1日現在)は調理師156人▽栄養140人▽製菓83人--の計379人。
国籍による差別を巡っては、試合会場でサポーターが「JAPANESE ONLY」と書いた横断幕を掲げた問題で、3月にサッカーJリーグ1部の浦和レッズがリーグから処分を受けたばかり。日本で生まれ育った外国人労働者の子供らが増える中、教育のあり方が問われている。
外国人の受け入れを拒否しているのは、学校法人今昌学園(今井明巨理事長)が運営する埼玉県調理師専門学校と同栄養専門学校、同製菓専門学校の3校。書類選考と面接で入学者を決めているが、来年4月の入学者向け募集要項に「外国人の入学は出来ません。これは本校の方針です」と明記している。
今春や昨春入学分の要項も同様で、連絡を受けた県学事課は昨年1月と8月、法人に「本人の能力や適性をもって公正に選抜してほしい」と依頼したが応じなかった。
取材に対し、今井理事長は「(取材は)受けられない。理由はない」「募集要項にある通りだ。別の学校に行けばよい」と話したが、県内の教育関係者によると「不法滞在の学生が増えたら困る」と理由を説明しているという。
県学事課は「私学なので県が法的根拠をもって指導するのは難しいが、他校でこのような事例は聞いたことがない。誠に遺憾」と法人を非難。調理師などの養成機関として指定している厚生労働省関東信越厚生局は「外国人の入学について法令上の定めはなく、はっきり改善を求められない」とした。
文部科学省専修学校教育振興室は「教育基本法が定める教育の機会均等は外国人にも可能な限り適用されるべきだというのが通説で、不当な差別は望ましくない」とする一方で、「背景や事情があるのかもしれず個別具体的には判断できない」としている。
法人は1976年設立。県によると、3専門学校の在学者(5月1日現在)は調理師156人▽栄養140人▽製菓83人--の計379人。
国籍による差別を巡っては、試合会場でサポーターが「JAPANESE ONLY」と書いた横断幕を掲げた問題で、3月にサッカーJリーグ1部の浦和レッズがリーグから処分を受けたばかり。日本で生まれ育った外国人労働者の子供らが増える中、教育のあり方が問われている。
・・・
埼玉県人として、恥ずかしい。
「JAPANESE ONLY」というのがどういう意味か理解せず(国際的な意味も知らず)使用したJリーグが話題になったばかりだが、またしても、埼玉県で、とんでもない学校が取りざたされていたのだ。
いくら屁理屈を並べても(違法労働の心配がある、言葉が通じないので面倒、など)差別は差別である。
ドラマ「ダンダリン」の例を出すまでもなく、募集要項などで、「若い女性求む」などは不可。外国(アメリカなど)では、募集案内に「性別」「年齢」などを記入してはならない。まして国籍を指定、除外することなどはNGだ。
記事の専門学校は、あえて「外国人はダメ」と明記しているというのだから、常識外れであり、県が「遺憾」というのはもっともだ。こんなことはいかんのだ。
以前長年勤務していた会社の近くの小さなホテルに、外国からの現地社員(台湾人)の宿泊予約をしに行ったら「お客さんは日本語はできますか。日本語ができない外国の客は受け付けません」といわれたことがあった。ずいぶんとおかしなことを言うと思ったが、(片言ができる程度だったが)「できます」といって予約した。
これも差別だったろう。もともと小さな旅館だったのを、ホテルに格上げしたところだったのだが、外国人と以前にコミュニケーション・トラブルでもあったらしく、外国人は歓迎しない、ということになったのか。それにしても、島国根性は、困ったものだ。
・・・
追加:続報記事で「撤回」とあり、ほっとした。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「にほん映画村」に参加しています:
ついでにクリック・ポン♪。