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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

舞台ミュージカル:「42nd Street」・・・タップダンスに魅了されたブロードウエイ・ミュージカル。

 1980年にブロードウエイでミュージカル化された「42nd Street」は、もともとは映画「四十二番街」(原題:42nd Street、1933)を舞台化したものだった。普通は舞台を映画化するものだが、「四十二番街」は逆で、映画がミュージカル映画としてエポックメイキングとされる傑作といわれたのだった。
 
物語は、華やかなレビュー舞台の裏側を扱ったもので、劇中でスターとなるペギーのように、この映画からルビー・キラーディック・パウエルジンジャー・ロジャーといった後に映画でも活躍する注目すべきスターが生まれた。
 
ディック・パウエルというと「真夏の夜の夢」 (A Midsummer Night's Dream, 1935)や
悪人と美女」(The Bad and the Beautiful, 1952)などがある。
 
ジンジャー・ロジャースは、フレッド・アステアとの名コンビで「コンチネンタル」「トップ・ハット」など10本の映画で共演した。
 
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舞台の「42nd Street」は1980年から8年間上演されたが、1987年に観ることができた。大勢が並んでタップ・ダンスを踊る場面が圧巻だった。ミュージカル舞台を見た中では、「Me and My Girl」やオフ・ブロードウエイの「Forbidden Broadway」(複数の有名ミュージカルのパロディが中心のコメディ。3回観た。)などと並んで、好きなミュージカル。その”禁じられたブローウエイ”(下のYouTube)には、なんと「メリー・ポピンズ」も(笑)。        
 
 
 ところで、タップダンス (Tap Dance) は、元来はアメリカ南部の黒人のダンスだった18世紀にアメリカ・サウスカロライナ州の黒人奴隷たちが労働後、ダンスでドラムが打ち鳴らされていたが、1739年にサウスカロライナ州で暴動が発生し、白人が黒人の集まる場でのドラムを禁止し、ドラムの替わりに足を踏み鳴らし音を出した事から始まったといわれている。
 
このタップ・ダンスが20世紀に映画や音楽とともに世界に広がったのだ。
タップスと呼ばれる金属板を靴底の爪先(ボウル)と踵(ヒール)につけて床を踏み鳴らしながら踊る。
 
フレッド・アステアジンジャー・ロジャースのタップ・ダンスはあまりにも有名。
こちらがワン・シーン(↓)。
 
 現在ではタップダンスも多様化。
リズムタップやミュージカルタップなどのスタイルがある。
リズムタップはビートを重視し、ステップによって音楽を作りだしていくスタイル。
ミュージカルタップはブロードウェイミュージカルに見られるようにタップだけではなく体全体の動きも重視し、曲に合わせて踊っていくスタイルである。
 
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舞台もいいな。
観たい舞台(劇団四季など)は「ウエストサイド物語」(映画は10回見た)「オペラ座の怪人」「マンマ・ミーア!」「屋根の上のバイオリン弾き」「ライオン・キング」などのミュージカルのほか、小規模劇場のコメデイっぽいドラマなど。
 
 
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