日本を代表する名カメラマン・木村大作が監督引退を撤回して挑んだ第2作「春を背負って」が完成し、報告会見が3月13日、都内のホテルで行われ、木村監督をはじめ主演の松山ケンイチ、蒼井優、豊川悦司、檀ふみ、新井浩文が出席した。
「春を背負って」は、笹本稜平氏の同名小説が原作で、菫(すみれ)小屋を舞台に、家族とそこに集う人々の力強い生き方と温かな交流に焦点を当てた人間ドラマだ。
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「八甲田山」「駅 STATION」「火宅の人」など日本映画を代表するカメラマンの木村大作(74)が、監督第2作「春を背負って」を完成させたわけだが、デビュー作「劒岳 点の記」と同様、標高3000メートルの立山連峰で60日間に及ぶ山岳ロケを敢行。
その試写会に参加した人たちに、「一人が10人に語ってほしい」とアピールしている。
監督が、自身の作品をPRして歩くのは三谷幸喜監督と木村監督の二人くらいといわれているようだ。劇場試写会に申し込んでいるが、まだ連絡がないが、そろそろ来るはずなのだが(笑)。
「すごい作品だから仕方がない」と木村監督は自信たっぷり。
蒼井優は「(恐れ多い監督で、自分なんかでいいのかと思ったが)お話があった時に断る理由は何もない」と過酷なロケに参加。蒼井優もこのところ作品に恵まれなかった印象があるが、昨年の「東京家族」以来、いい作品にめぐりあってきたようだ。
物語は、山小屋の主として生きる父・勇夫(小林薫)に反発し、一度は故郷を捨て東京で暮らすことを選んだ亨(松山ケンイチ)が主人公。父の死をきっかけに山小屋を継ぐことを決意し、周囲の人々と触れ合いながら成長していく姿を描く。
作品に絡め、自らの居場所を問われた木村監督は「僕の居場所はやっぱり映画の世界しかない。僕は監督がしたいわけではなく、映画をつくりたいだけ」ときっぱり。
これには、松山と新井も「やっぱり映画の現場が居場所」と同調し、強いこだわりをうかがわせていた。
「春を背負って」は、6月14日から全国で公開される。
”初夏を背負って”見に行きたい。
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