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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語」(2013)</span>

 

         このポスターに騙された(笑)。
 
 
つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語」を見た。
 
昨年の大当たり俳優・阿部寛(「日本アカデミー賞」最優秀男優賞受賞)が主演で、
小泉今日子真木よう子風吹ジュン大竹しのぶ、荻野目慶子、忽那汐里野波麻帆田畑智子といった豪華女優陣が出演しているというので、期待したが、残念ながら、短編のつぎはぎのようで消化不良の映画だった。男優陣では、渡辺いっけい奥田瑛二岸谷五朗永山絢斗などが出演。
 

    悲壮感の表情で山道を自転車で走る松生(阿部寛
 
 
前半の小泉今日子荻野目慶子のパーティでの取っ組み合いの女の戦いは見ごたえがあった(笑)。ワインのぶっかけ合いなどは手加減なしで、容赦なかった。
 

 
映画をつまらなくしているのが、皮肉なことに阿部寛だった。
 
映画の最初の印象は、阿部寛が、華麗なる女優たちにモテモテのプレイボーイの役かと思ったらまったく違っていた。半病人のような姿で、病院まで自転車で走り回る姿だけが印象に残る。
 
“艶(つや)”という名の阿部寛演じる松生(まつお)の妻の、まさに臨終のときに、これまでに艶(つや)が関わってきた男たちの妻たちが描かれるのである。艶は病院のベッドに横たわり、酸素マスクをして、ほとんど植物人間の状態で、実際にほとんど画面には登場しない。まわりの人たちの印象からその存在が浮き彫りにされる。
 

   大竹しのぶ忽那汐里が親子を演じた。
 
・・・
艶が亡くなって、まさに”通夜”の夜には男たちは顔を見せなかった。
そこで、松生は、「ざまあみろ。誰も来はしない。つやを本当に愛していたのは、自分だけだ」と納得するのだが・・・。
 

     番役得だったのはこの人、野波麻帆、その大胆演技で・・・。
 
・・・
2013年1月26日に公開された日本映画。監督は行定勲R15+指定作品。
138分も少々長い。
 
この映画のラストシーンでは、艶(つや)が亡くなって、夫を通じて関わってきた女たちのシーンがスローモーションで映し出され、最初のころのシーンなど忘れかけていたが、まとめられていて、そこだけはよかった。
 
★★
 
 
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