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<span itemprop="headline">ドラマ: 「リーガル・ハイ・スペシャル」・・・秋にはシリーズ第2弾。</span>


「リーガルハイ」 スペシャ
 

 
昨日は、テレビのドラマ番組で、同じ時間帯に、”涼子”対決ともいうべき、広末涼子が”裁判長”として出演するリーガル・ハイスペシャル」と、米倉涼子が、35歳で高校生役となる、文字通り「35歳の高校生」の2つの番組があって、迷ったが、「リーガル・ハイ スペシャ」で正解だった(ようだ)。録画すれば…というところだがあいにく録画機能のないテレビだ。
 
先日は、篠原涼子の「ラスト・シンデレラ」があったりと、数年前に「どの”涼子がお好き”」という記事を書いたことがあるのを思い起こす。
 
「35歳の高校生」は、米倉涼子の出演なので、一筋縄ではいかないドラマだが、CMの間にのぞいてみたが、15,6歳の高校生から見たら、母親に近い年齢の女子高生が飛び込んでくれば、波紋が起こること間違いなしだが、どうも暗いドラマのような印象で、第1話は追っかけ見ることにして、来週から見ることにした。米倉が、生徒の前で「馬場亜矢子です」と自己紹介すると、名前まで「ババァか」と早くも男子生徒から・・・。
 
リーガル・ハイ」は、秋からシリーズ第2弾が始まるので、今回特別編は、そのアピールもかねての1回限りの放送だった。
 
今回の「リーガル・ハイ スペシャル」は、堺雅人新垣結衣里見浩太郎生瀬勝久小池栄子の常連に加えて、堺雅人と昨年映画「鍵泥棒のメソッド」で共演した広末涼子、1年生弁護士として北大路欣也、笑顔の陰に隠された秘密がある熱血教師役に榮倉奈々などが、それぞれ見せ場があって面白かった。
 


ドラマは、中学校で、一人の高校生が、屋上から落ちてけがを負ったのだが、果たしてこの高校生はいじめにあっていたのか、を裁判で究明するというもの。
 
最後に、クレジットが出て終了のはずだったが、あっと驚くどんでん返しが用意されていて、そうだったのか!と、脚本のうまさにも驚く。
 
昨年ドラマとして「リーガル・ハイ」が放送されたときには、堺雅人のセリフ回しが度肝を抜くくらい長く、セリフをよどみなく話すのに驚かされたが、今回も、すごい。
 
広末涼子が、クールな裁判官を演じているが、裁判の判決の後で、弁護士の堺雅人に向かって、「もう二度と顔を合わせることはないでしょう。吐き気がするくらい見たくもない!」と言ってのけるのが傑作。
 
榮倉奈々は、CMくらいしか見ていなかったが、いつもニコニコ顔といった印象だったが、今回のドラマでは、証人台に立って、その”素”を現してきたときの「豹変」した言動が、大きな見せ場となっていた。うっすごいと、見直した。
 
正義感に満ちた新米・弁護士の新垣結衣堺雅人からは、バカにされながらも、成長していく姿を頼もしく演じている。堺雅人を宿敵とする生瀬勝久は、虚勢を張って、虚虚実実、策をめぐらすが、裁判では、堺雅人に負けてしまう。
 
広末と堺の言葉のバトルの応戦が最高に面白いドラマだった。
堺が、「男の友達もいなく、裁判の法廷を”S”の遊び場にしている!」といえば、
「発言を取り消し、謝罪しないと侮辱罪で、カンチします。」
 
傍聴席や、まわりからは「カンチ?」のどよめきが。
カンチは「監置」で、法廷等の秩序を維持し、裁判の威信を保持することを目的とする法廷等の秩序維持に関する法律による監置場への留置のことだ。
 
昨年「リーガル・ハイ」をみていた視聴者には、堺雅人の事務所手伝いの里見浩太郎と、招待されて里見の料理をちょっと口にした北大路欣也が、旧知の仲ということは知っているが、ほかの人間は気づいていない。
 
北大路が帰るときに、料理した里見に「グッジョ!(Good job!)」と親指を立てて小声であいさつすると、無言で里見も親指を立てて応えていたが、このあたりはベテランの「味」で、ドラマにも味わいを添えている。
 
今回のテーマは、「イジメ」だったが、古美門研介弁護士(堺雅人)が、「”イジメの正体”は、空気である」と法廷で熱弁をふるうが、これが説得力があった。とかく、人間は多数のほうに流されやすい。みんなが右へ行けばそれに倣い・・・。それに逆らうと、異端とみなされ、いじめに遭うというのだ。
 
教師も、教育委員会も、生徒もその顔色(空気)を見て行動しているというものだった。
 
しかし、最後の最後の「オチ」は、できすぎで、完全にだまされた!(笑)。
 
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