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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">秋のドラマ:「独身貴族」「リーガルハイ」「ダンダリン」「クロコーチ」「ドクターX」など。</span>


この10月期のドラマは、7月クールの「半沢直樹」のような飛びぬけた話題作はないが、視聴率では、「ドクターX」が頭一つ抜けているという。
 
「リーガルハイ」は、堺人気で、安定した強みだが、同じ時間帯で苦戦しているのが「ダンダリン 労働基準監督官」。
 
予想外の低調で、担当者はカリカリだとか(笑)。
低迷理由は”後付け”だが、いわく、主演女優の竹内結子が「ストロベリーナイト」のようなクールさなどとは真逆の役柄で、ロボット人間のようで、その魅力を押し殺しているというもの。
 

最初は、竹内結子の役柄が、歩き方から何までロボットのようで、違和感があったが、毎回見ているうちに、いやいや、なかなかこれまでにない魅力があることがわかってきた。
 
毎回、ブラック企業を「臨検」し改善し、労働者の味方をしていくところなどは興味津々で、内容が今日的だ。竹内ファンとしては見逃せない。
 

・・・
独身貴族」では、結婚なんて苦役以外の何物でもないという堅物のキネマ・エトワールの社長・星野守草なぎ剛)。その弟で専務の星野進(伊藤英明)は、守と豪華マンションに同居しているが毎夜、別の女性を家に連れ込んでいるプレイボーイ。
 
そのキネマ・エトワールに採用され頑張るゆき(北川景子)を見ているうちに好意を感じる進と、キネマ・エトワールのオーナーで叔母の星野亜希子(デヴィ・スカルノ)のすすめる見合いに辟易する守が、ほのかにゆきに心がひかれるなかで、ゆきは・・というのが見どころ。
 
独身貴族」の背景には、”オーバー・ザ・レインボー”や”ムーン・リバー”などの映画音楽が流れ、守とゆきの会話は、メグ・ライアンの映画「めぐり逢えたら」についてであり、会社では、社員に誕生日プレゼントを贈るのが恒例。
 
ゆきの誕生日が近づいており、誕生日には何がほしいか聞く。映画「めぐり逢えたら」で主人公カップルがバレンタインデーに赤いハートの電飾のついたエンパイアステートビルでデートしていたというエピソードにちなんだグッズをオークションで見つけた守はそれを買うためだけに北海道に飛行機で行く。
 
一方の進は、映画の主演のドタキャンで、不可能とみられた役者の出演の依頼を勝ち取ったゆきに、誕生日のプレゼントをするのだが、リムジンで迎え、貸切レストランで食事、ヘリで東京上空の夜景を見て、デートの占めはホテルで・・・と半ば強引に
ホテルの部屋に連れて行こうとするのだが、ゆきはルームメイトの友達からは”勝負下着”として赤いブラジャーなどをプレゼントされていたが、まさかの展開に戸惑う。
 
「ここまで来て、中に入らないなんて言わせない。子供じゃないんだから」(進)。
意を決して、部屋の中に入ってみたら・・・。
 
社員全員でサプライズの”ハッピー・バースデイ”♪の合唱だった。
なかなか味がある。

そのあと屋上にゆきをつれていった守はゆきにキスをして、タイミング悪くプレゼントをもってやってきた進がばっちり目撃してしまう。守は、北海道で手に入れたプレゼントをごみ箱に捨てて、パーティ会場を後にしてしまう。

ゆきは、守とお気に入りの映画の話をしてるときは楽しそうだったが、これから大逆転はあるのか・・・。

 
北川景子は、映画デビュー作「間宮兄弟」や「ハンサム★スーツ」「死刑台のエレベーター」などでは取り立てて好みの女優ではなかったが、最近は、美貌に磨きがかかってきたようで、メガネで肩を出してバリバリのキャリアウーマンの役もあっていて、なかなかいい。
 
明日(9日)から公開の映画「ルームメイト」は早い時期に見てみたい。
 
・・・

リーガルハイ」は、安定して面白い。
弁護士・古美門(こみかど)研介(堺雅人)の長いセリフ回しや、誇張した演技のインパクトは”半沢”以上で、やややりすぎの印象。しかも、あまり共感できないお金中心主義の悪徳の面がある。
 
消しゴムの開発で会社をよみがえらせた社員に対して、会社は、対価を払わず、閑職の窓際に追い込んでいる社員に、特許を取って、その対価を要求する裁判で勝利する。敗訴した弁護士・羽生(岡田将生)は、庶民派で、裁判で負けても、別な形で勝利するというので救いがある。
 
古美門事務所で働く弁護士・黛真知子(新垣結衣)が、羽生の事務所から引き抜きの話もあるが、古美門に反発しつつも、そこに残って将来は古美門弁護士を打ち負かすような弁護士を目指す。
 
新垣結衣は、当初は頼りなさそうだったが、成長ぶりを示し、古美門の代理弁護も堂々とできるような頼もしさも備わってきた。刑務所に留置されている小雪は、1話完結ドラマに毎回登場し、最後にどのような展開になるのか・・というのも見どころのようだ。
 
・・・
クロコーチ」も、撤退しないで、また見直して継続してみている。
 

 
アクの強い悪徳警官・黒河内(長瀬智也)も板について、見逃せない。
ただし、剛力彩芽(ごうりき・あやめ)が実力以上の大抜擢をされたが、演技がいまいちという声も。実年齢が二十歳くらいで、警察官というのが幼い印象はまぬかれず無理がある。記憶力が抜群の東大卒のキャリアの役どころだが、黒河内の言葉に、おうむ返しにセリフを繰り返すのが鼻につく。CMなど超多忙の中で、事務所の都合で酷使されすぎると、女優としての生命が短くなるか心配。
 
剛力彩芽忽那汐里武井咲のオスカー(事務所名)3人娘で売出し中なのはわかるが。

 
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Doctor-X 外科医・大門未知子」は、一匹オオカミの外科医・大門(米倉涼子)の「私、失敗しないので」のセリフで、大学病院の教授などが舌を巻く技術をみせ、困難と思われるオペを成功させる。三田佳子西田敏行岸部一徳笹野高史遠藤憲一藤木直人など脇役が豪華。さながら、平成の「白い巨塔」の雰囲気。
 
個人的好み・偏見を含む評価:
 
「ダンダリン」 ☆☆☆☆
「リーガルハイ」☆☆☆☆
「独身貴族」☆☆☆
「ドクターX」★★
クロコーチ」★★
 
 
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