fpdの映画スクラップ貼

「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">ドラマ:「最高の離婚」(最終回)</span>


 
何となく結婚したものの、性格も趣味もあわず、二組の夫婦が「離婚届」にすでに判を押しているのだが、結局役所には提出しないことに・・・。
 
「結婚」は、拷問だ、忍耐だ、いいことなしだ・・・というドラマだった。
いや「結婚ってなんだろう」と問いかけているのか。
 
この二組の両親を見ても、「離婚できるなんて幸せだね」という始末。
自分たちも離婚届に判を押していて、いつでも出せるようにしていたのだ!(笑)。
 
主演の真木よう子尾野真千子の二人は映画「外事警察」で共演していたコンビ。
人生を悟ったように覚めた真木よう子と、おおざっぱな性格の尾野真千子が新しい役柄で面白いというのが唯一の見所だった。
 
男優陣では、瑛太がうまい。とにかく神経質で、細かく、早口でおしゃべりで、お固い人間。相手は、息が詰まるだろうなと思うような人物を好演している。特徴のないような俳優と思っていたが、なかなかすごい。
 

 
80歳を超えて元気な八千草薫は、瑛太のおばあさん役だが、年の功で、言葉は少ないが、的確な言葉をはさんでいる。
 
瑛太が両親とともに静岡出身の嫁の尾野真千子の両親にあいさつに行くと、父親同士で、「富士山」を巡って静岡、山梨で、どちらからの富士山が本物か言い争うシーンもあった。
 
結婚だけが幸せではないよ、と価値観も近年変わってきている。
タイトルがなにしろ「最高の離婚」。離婚を推奨しているようなタイトル。
それぞれが、自分で選んだ道を後悔しないで進んでいけば、周りがとやかく言うことではないようだ。
 
女優を見ても、一度は結婚して、離婚した女優のほうが生き生きと活躍しているような気もする(竹内結子など)。
 
最高の離婚」は、離婚寸前だったのが、結局離婚しなかった…ということで、やや中途半端なエンディングだった。真木よう子が、時々まともなことを言う。「家族って、思い出をたくさん作っていくことじゃないかな」とか。
 
やっと終わったかというドラマで、いまいちインパクトはなかったような。
脚本がいまいちだったのか。
 
最後のエンディング曲はよかった。
 
結論はそれぞれだが、結婚は「我慢と闘い(格闘)」といったところか。
 
 
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「にほん映画村」に参加しています:クリックお願いします♪。