何となく結婚したものの、性格も趣味もあわず、二組の夫婦が「離婚届」にすでに判を押しているのだが、結局役所には提出しないことに・・・。
「結婚」は、拷問だ、忍耐だ、いいことなしだ・・・というドラマだった。
いや「結婚ってなんだろう」と問いかけているのか。
この二組の両親を見ても、「離婚できるなんて幸せだね」という始末。
自分たちも離婚届に判を押していて、いつでも出せるようにしていたのだ!(笑)。
男優陣では、瑛太がうまい。とにかく神経質で、細かく、早口でおしゃべりで、お固い人間。相手は、息が詰まるだろうなと思うような人物を好演している。特徴のないような俳優と思っていたが、なかなかすごい。
結婚だけが幸せではないよ、と価値観も近年変わってきている。
タイトルがなにしろ「最高の離婚」。離婚を推奨しているようなタイトル。
それぞれが、自分で選んだ道を後悔しないで進んでいけば、周りがとやかく言うことではないようだ。
女優を見ても、一度は結婚して、離婚した女優のほうが生き生きと活躍しているような気もする(竹内結子など)。
「最高の離婚」は、離婚寸前だったのが、結局離婚しなかった…ということで、やや中途半端なエンディングだった。真木よう子が、時々まともなことを言う。「家族って、思い出をたくさん作っていくことじゃないかな」とか。
やっと終わったかというドラマで、いまいちインパクトはなかったような。
脚本がいまいちだったのか。
最後のエンディング曲はよかった。
結論はそれぞれだが、結婚は「我慢と闘い(格闘)」といったところか。
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