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「名作に進路を取れ！」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">ドラマ「贖罪」（2012）（WOWOWドラマ＆映画：小泉今日子が凄い！）</span>

邦画　2010～17年


小泉今日子主演 「贖罪」
 

 
WOWOWドラマの「贖罪」の5話のうち、「第1話　フランス人形」（第1話のみ見るのは2回目：蒼井優、森山未来主演）「第2話　PTA臨時総会」（小池栄子主演）のみ見た。DVDでは、「前編・中編・後編」の3部構成となっている。面白くて、ホラー的な怖さもあるが、引き込まれる。
 
＜ストーリー＞
15年前、ある田舎町で小学生の少女エミリ（木村葉月）が男に連れ去られ、殺される事件が発生した。直前までいっしょに遊んでいた仲良しの小学生4人（小俣絵里佳、木村真那月、菊池和澄、柴田杏花）は第一発見者になる。犯人は見つからず、事件は迷宮入り。
 
エミリの母・麻子（小泉今日子）は、目撃した犯人の顔をよく思い出せない4人を責め「犯人を見つけなさい。でなければ、私が納得できるような“償い”をしなさい。」と激情の言葉を投げつける。
 
事件への恐怖、麻子の言葉へのショックを抱えながら、それぞれの道を歩み大人になった4人（蒼井優、小池栄子、安藤サクラ、池脇千鶴）。
 
「“償い”とは何か？」という呪縛にとらわれてきた彼女たちは、やがて連鎖する悲劇を引き寄せていく（HPより）。
 
女子小学生の5人の仲間の一人が、何者かによって殺された。
殺されたのはエミリという名前の裕福な家庭の女の子。
 
1－5話では、それぞれの15年後の現在、どのように「償い」をしたかが描かれる。
湊かなえの「告白」もそうだったが、原作では、一人一人の立場からの視点で描かれていた。「北のカナリアたち」も同様。湊かなえの一つのスタイルか。
 
小泉今日子は、最近では「最後から二番目の恋」などアラフォーでキャリアウーマンを演じているが、「贖罪」では、娘を失って、その執拗な犯人探しの執念に満ちた怖いほどの姿が描かれる。
 
「第1話　フランス人形」では、蒼井優と森山未来のコンビ。あの「百万円と苦虫女」の復活。「百万円～」では、純愛が描かれたが、この「フランス人形」では、大企業の御曹司・大槻孝博（森山未来）の猛烈アタックで菊池紗英（蒼井優）が結婚するが、結婚してわかった孝博の異常な人格・・・。耐えられなくなった紗英がとった行動は・・・。そのあと、紗英は、エミリの母に事情を話し、「これで、私の償いになるか」を
確認するのだった。蒼井優のセリフのないときの表情が、さすが女優、すごい。
 
（つづく）
 
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