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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「キッド」(1921)チャップリンの無声映画。</span>


The Kid (Trailer)
 

 
チャップリンの代表的な映画は、1970年ごろ「モダンタイムス」「街の灯」「独裁者」「黄金狂時代」などが相次いでリバイバル公開され、チャップリン特集などもあり、たいてい見ているが、初期のころの作品で見逃している作品もある。
 
今更見たのか「キッド」(1921)だが、YouTubeでHD(高品位)画質でみられた。
 
キッド」は無声映画で、簡単な説明が字幕で入るが、オープニングで「笑いとたぶん涙の物語」と語っている通り、映画史上初めて喜劇と悲劇の融合が効果的に取り入れられた長編喜劇映画といわれている。字幕は必要最小限、セリフは想像で察しがつくが・・・。
 
1920年に撮影は終了されているというが、映画の中で、チャップリンが宙に舞ったり、というシーンも夢・空想(「Dreamland」という夢を見ている)の中で出て来て驚かされる。
 
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/4/4a/Chaplin_The_Kid_4.jpg/220px-Chaplin_The_Kid_4.jpg
チャップリンとジャッキー・クガン(子役)
 

当時
ヴォードヴィルの一芸人にすぎなかったジャッキー・クーガンは、これを期に映画界で最も有名な子役となったという。
 
貧困と金持ちの傲慢に関する描写は、チャップリンロンドンでの体験が直接に反映されている。その後チャップリンは、アカデミー賞名誉賞の授賞式のため一時アメリカに滞在した1972年に、クーガンとの最後の再会を果たしている。
 
ストーリー:
 
未婚のまま母になってしまった女性が、将来を悲観して自分の赤ん坊を高級車の中に置いて行く。ところが車泥棒が車を持って行き、あとで赤ん坊の泣き声に気づいてびっくりし、赤ん坊を道ばたに捨てて去って行く。
 
そこに、朝の散歩にでかけた放浪者(チャップリン)が通りかかる。
最初は放っておこうとするものの、赤ん坊が持っていた「この子をよろしくお願いします」という手紙を見て、おもわず家へつれて帰るのだった。
 
一方、母親は我に返り、赤ん坊を置き去りにしたことを後悔して探して回るが、時すでに遅し。行方は分からなくなってしまう。
 
それから5年の歳月。
 
放浪者に大切に育てられ、子どもは5歳になっていた。
 
生きて行くために放浪者はガラス屋の職に就いている。
 
とはいえ、子どもがわざと石を投げて家の窓ガラスを割り、そこに、放浪者がたまたま通りかかったふりをして修理する、というインチキ商売。
 
そのころ、子どもの母親はオペラ歌手として大成功し、近所の子ども達(放浪者に育てられた息子もその中に混じっているが、もちろん気づかない)におもちゃなどを配りかわいがっているが、自分が捨てた子どものことをずっと忘れられないでいる。

貧しいながらも幸せに暮らす、放浪者と子どもたち。

ある日子どもが病気になり、町医者に診せたところ、「お前はこの子の父親か?」と聞かれ放浪者は、あの手紙を町医者に見せる。
 
「この子にはきちんとした教育が必要だ。私に任せなさい」と帰って行く医者。

数日後、孤児院が子どもを引き取りにくる。
いやがって泣く子どもを放浪者は必死で取り返す。

そのころ、母親は、ひょんなことから、自分が書いたあの手紙をみることに・・・。
母親は自分の子どもが放浪者の元で育てられている事を知り、「1,000ドルの懸賞金」をかけて、2人を探す記事を新聞に掲載する・・・(HPより)。

全編こちらで見られる:http://youtu.be/0pKb7l0NlYo
 
笑わせ、泣かせる映画がチャップリンの見どころだが、「街の灯」「モダンタイムス」などは、古典の名作として、語り継がれることだろう。

 
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