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<span itemprop="headline">映画「恋に落ちたシェイクスピア」(1998)</span>


「恋に落ちたシェイクスピア」予告編
 

恋に落ちたシェイクスピア」(1998、日本公開
1999年)は、若き日のシェイクスピアがもしかしたら経験したかもしれないというラブストーリーを描いた。名作「ロミオとジュリエット」が誕生するまでのシェイクスピアも、普通に悩み多き青年として描かれている。
 
グウィネス・バルトロウが二役を演じた。この映画は、アカデミー賞作品賞、主演女優賞(G.バルトロウ)のほか、脚本賞助演女優賞ジュディ・デンチ)、音楽賞、美術賞、衣装デザイン賞を獲得した。
 
16世紀末のイギリス。妻子を故郷に残し劇団専属の劇作家を夢見てロンドンに来たウィリアム・シェイクスピア(ウィル:ジョセフ・ファインズ)はスランプ気味だった。しかし「女が国王になるなら俳優にだって。」とばかりに劇団に男装して応募してきた貴族の令嬢ヴァイオラグウィネス・バルトロウ)の正体を見破り、舞踏会に潜入して再会を果たした後、ウィルの頭は冴えに冴え、野心作「ロミオとジュリエット」が誕生する・・・。
 
ロミオ役にヴァイオラを抜擢した劇団とエリザベス女王ジュディ・デンチ)の肝いりで政略結婚を控えるヴァイオラには波乱が待ち受ける。
 
芝居熱が過熱するエリザベス朝のロンドン。
 
ヴァイオラは、トマスとして劇場の皆を欺き芝居の稽古を続けていた。初演を待つばかりの日、ト
マスが実は女性であることがバレ、劇場の閉鎖が言い渡される。女性が舞台に立つことが許されない時代だったのだ。
 
ライバル劇場のカーテン座の協力で初演を迎えたが、同じ日ヴァイオラはいやいや結婚式を挙げていた。式の後劇場に駆けつけたヴァイオラは、突然声変わりが起こって出演できなくなった少年の代わりに、ジュリエット役を演じることに。
 
ロミオ役はシェイクスピアだ。詩に溢れた悲恋劇は大喝采を呼ぶが、芝居好きのエリザベス女王の許しで劇場閉鎖は免れたものの、ヴァイオラの結婚は無効にはならず涙ながらにふたりは別れることに。
 

 
結婚して新天地アメリカに赴いたヴァイオラを思い、シェイクスピアは新たなコメディ「十二夜」を書き始める・・・。
 
ヴァイオラの婚約者には「英国王のスピーチ」でアカデミー賞主演男優賞を獲得したコリン・ファースが扮している。エリザベス女王を演じたジュディ・デンチは貫禄たっぷり。「英国王のスピーチ」でライオネルを演じたジェフリー・ラッシュが劇場主を演じている。
 
グウィネス・バルトロウは、この映画で、大きく飛躍した。
最近の「アイアン・マン」シリーズなど知的な秘書役などが似あう。
 
☆☆☆