「白いドレスの女」(1981)は、原題がBody Heatで、身体が熱くなるくらい(今の猛暑のように)主演のキャスリーン・ターナーの悪女役が魅力的だったが、「黒いドレスの女」(1987、角川映画)の原田知世は、アイドル脱皮を掲げたらしいが、まったく存在感も、魅力もなく、肩すかし。残念。
役者は随分と揃っていましたが・・・。
ちょうどバーテンの田村(永島敏行)と弁護士の山本(時任三郎)が庄司を海外へと逃亡させる相談をしていたところだった。数日後、冽子は田村のバーを訪れ、自分は田村の義理の妹の知り合いで、この店で働きたいと申し出る。
やがて傷の癒えた庄司もバーに身を隠すことになり、親子ほど年の違う男女の奇妙な生活が始まった。再び庄司を逃亡させる計画をすすめる田村だったが、冽子もまた追われるみであることがわかる・・・。
サスペンスを期待したが、俳優の面々をみると、やくざ映画の常連が顔をそろえていたが、けんかのシーンも、2時間ドラマなみのお粗末。「仁義なき戦い」に出演していた俳優が大勢・・・菅原文太を始め、成田三樹夫、室田日出男、中村嘉葎雄など・・・出ている割には、迫力に欠けた。
看板に偽りがあったB級の映画だった。
出演:
朝吹冽子:原田知世
田村秀介:永島敏行
三井葉子:藤真利子
アキラ:藤タカシ
和久田:本間優二
小夜子:一色彩子
山尾:清水昭博
めぐみ:伊藤幸子
野木原:中村嘉葎雄
大野:成田三樹夫
朝吹英一郎:橋爪功
立岡:室田日出男
山本:時任三郎
庄司:菅原文太
監督:崔洋一
製作:角川春樹
原作:北方謙三
脚本:田中陽造
撮影:浜田毅
編集:冨田功
音楽:佐久間正英
主題歌:dip in the pool
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興味のある人は。
★★