チャールズ・ブロンソンが日本で大人気になったのは、1970年ごろから。数年間は、ブロンソン映画が怒涛のように公開された。
「さらば友よ」では、完全にドロンを食ってしまったのである。どう見ても風貌はごつく、主役になるタイプではなかったが、あのひげと、親しみやすいおっさんのイメージがよかったのかもしれない。
外国の俳優が、CMに出るのは“落ち目の証拠”と思われるのが外国では一般的だったのか知らないが、日本のCMに、ブロンソンが「マンダム」を引っ提げて登場したときは、驚きだった。
「うーん、マンダム!」とブロンソンが語るCMと背景に流れる曲(「男の世界」)は一世を風靡した。
マンダムのCM:
ブロンソン映画は、1970年代初期がピークを迎え、年に2-3本は公開されていた。
「雨の訪問者」のヒットで「夜の訪問者」「狼の挽歌」などが続いた。
「雨の訪問者」のテーマ曲(ワルツ)も大ヒットして映画音楽のスタンダード曲となった。
個人的なブロンソンのお気に入り映画ベスト10は・・・。
①「さらば友よ」
②「雨の訪問者」
③「ウエスタン」
④「夜の訪問者」
⑤「メカニック」
⑥「狼の挽歌」
⑦「アドベンチャー」
⑧「レッド・サン」
⑨「マジェスティック」
⑩「バラキ」
「荒野の七人」など。
The Mob (1951)
The Marrying Kind (1952年)
My Six Convicts (1952年)
Pat and Mike (1952年)
Battle Zone (1952年)
肉の蝋人形 House of Wax (1953年)
Crime Wave (1954年)
Apache (1954年)
ベラクルス Vera Cruz (1954年)☆☆☆☆
Jubal (1956年)
荒野の七人 The Magnificent Seven (1960年)☆☆☆☆
Master of the World (1961年)
X-15 (1961年)
Kid Galahad (1962年)
空飛ぶ戦闘艦 (1962)
大脱走 The Great Escape (1963年)☆☆☆☆
いそしぎTHE SANDPIPER (1965年) ☆☆☆
This Property Is Condemned (1966年)
特攻大作戦 The Dirty Dozen (1967年)☆☆☆
Honor Among Thieves (1968年)
ウエスタン Once Upon a Time in the West (1968年)☆☆☆☆
さらば友よ Farewell, Friend (1968年)☆☆☆☆
Lola (1969年)
狼の挽歌(1970年)☆☆☆
雨の訪問者 Rider On the Rain (1970年)☆☆☆☆
夜の訪問者 Cold Sweat (1970年)☆☆☆
レッド・サン Red Sun (1971年)☆☆☆☆
扉の影に誰かいる SOMEONE BEHIND THE DOOR (1971) ★★
メカニック The Mechanic (1972年)☆☆☆
チャトズ・ランド Chato's Land (1972年)★★
バラキ The Valachi Papers (1972年)★★
シンジケート The Stone Killer(1973年) ★★
さらばバルデスChino (1974年)☆☆☆
マジェステック Mr. Majestyk (1974年)★★
狼よさらば Death Wish (1974年) ☆☆☆
ブレイクアウト Breakout (1975年)
ストリートファイター Hard Times (1975年)
セントアイブス St. Ives (1976年)
特攻サンダーボルト作戦 Raid On Entebbe (1976年)
テレフォン Telefon (1977年)
ボーダーライン Borderline (1980年、テレビタイトル『マッドギャリソン』)
デスハント Death Hunt (1981年)
ロサンゼルス Death Wish II (1982年)
スーパーマグナム Death Wish 3 (1985年)
バトルガンM-16 Death Wish 4: The Crackdown (1987年)
禁じ手 Kinjite: Forbidden Subjects (1989年)
インディアンランナー The Indian Runner (1991年)
狼よさらば 地獄のリベンジャー Death Wish V: The Face of Death (1994年)