パリの地下鉄で、数人のスリ集団に取り囲まれて・・・。
それは、パリの地下鉄のエスカレーターに乗った時のこと。
すぐ後ろに乗った若者2-3人が、妙に接近している。
エスカレータを登り切ったところで、私の前にいた若者が、かがみこんだ。
それが「彼らスリ集団」の合図だったのだ。
一瞬、これは「危ない」と思った!
ズボンの後ろ右ポケットの財布を右手で抑えた。
ジャケットの内側右のポケットには、パスポートが入っていたので、左手で抑えた。
「何があっても、この両手は離すもんか」と思った。
ポケットをまさぐる手が、3本、4本と私のポケットの中に・・・。
30秒くらい、ポケットを探っていただろう・・・。
この間、なんと時間が長かったことか・・・。
私の会社の同僚は少し前を歩いていたので、「○○さん! スリです!叫んでください!」と
大声を出すも、その人もすくんでしまって、声は出ず。
教訓。
こんな時は、フランス語でなくても、日本語で、「やめろ!」とか「ポリース!」とか
「ドロボー!」とか叫べばいいのだと後で悟った。
日本語のどなり声は、きつく響くらしい。
相手も、ひるむはずで、効果はあるだろう。
フランス語で、ドロボー!ってなんて言うんだろうなんて考える必要はないんですね。
相手グループは、狙った獲物が意外と手ごわかったので、最後には諦めて「別をあたろう!」と舌打ちして、
離れました(爆)。