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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">「隠し砦の三悪人 The Last Princess」(2008)</span>


黒澤明監督の名作「隠し砦の三悪人」(1958年)から50年のときを経て、新たな脚本で完成した、スケールの大きな戦国絵巻。武士の衣装ががまるで「スター・ウォーズ」の鎧の扮装で登場するなど、新解釈の映画だが・・・。名作のリメイクなんて・・・と見逃していたが、この際、邦画で話題になって見逃している映画を見ているわけです・・・。

六郎太は、オリジナルでは、三船敏郎が演じてたが、これを阿部寛が演じていた。阿部ちゃんは、TVの「天国と地獄」でも、黒澤作品に参加。「HIRO」「チーム・バチスタの栄光」など一風変わった役柄が多い。長身で、いかつい面構えが映画ではいいのかも(笑)。

日本各地の山々のロケを背景に、制作費もン十億円という。最近では珍しく大掛かりなセット、エキストラを駆使した映画。

物語は、3つの国の勢力争いを背景に、金塊をめぐって、欲望むきだしの人間が描かれる。

オリジナルの黒澤作品とは別物の作品と思えば、エンターテイメントとして楽しめる映画だった。



キャスト:

武蔵:松本潤
雪姫:長澤まさみ
真壁六郎太:阿部寛
鷹山刑部:椎名桔平
新八:宮川大輔
佐川出兵衛:甲本雅裕
本庄久之進:高嶋政宏
長倉和泉:國村隼
刑部付きの侍:KREVA
みつ:黒瀬真奈美
バクチ打ち:生瀬勝久
人買い:古田新太
宿場襲撃隊・隊長:上川隆也
軍資金堀の侍:ピエール瀧
さよ(六郎太の妹):坂野友香

オープニングの語り:大塚明夫

監督:樋口真嗣
脚色:中島かずき

☆☆☆