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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

★今年「三船敏郎」生誕100年、特集続々と。

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三船敏郎が4月1日、生誕100周年を迎えた(1920年4月1日生まれ、1997年12月24日没)。「七人の侍」「羅生門」「用心棒」「天国と地獄」「椿三十郎」など数多くの名作に出演し「世界のミフネ」として知られる俳優の三船敏郎。生誕100年を記念するプロジェクトが様々企画されている。

■「日本映画専門チャンネル

4月4日午前9時からスタートする「三船敏郎」特集では、三船敏郎の初海外主演作品「価値ある男」がテレビ初放送される。同作は第34回アカデミー賞外国語映画賞ノミネート、シルバーグローブ賞、サンフランシスコ国際映画祭金賞を受賞したメキシコ映画

「価値ある男」(原題:Animas Trujano、1961)(放送日:4月4日、4月29日、5月1日、5月10日)モノクロ。原作:ロハリオ・バルリガ・リバス監督:イスマエル・ロドリゲス。脚本:(脚色)イスマエル・ロドリゲスビセンテ・オローナ 。出演:三船敏郎/コルンバ・ドミンゲス/フロール・シルベストレ/アントニオ・アギラール。  

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メキシコ南部のオアハカ地方に住む貧しい農民アニマス・トルハーノ(三船敏郎)は、妻と五人の子供を持ちながら、毎日仕事もせずに酒と喧嘩と博打に明け暮れている怠け者。そんな彼にも一つの夢がある。それは、年に一度開催される祭「マヨルドーミヤ」の主催者「マヨルドーモ」になることであった。しかしそのためには財力はもちろん人望も欠かせない…。

この他、谷口千吉監督の「嵐の中の男」、アカデミー賞受賞監督による長編ドキュメンタリー映画MIFUNE THE LAST SAMURAI」と合わせ、映画評論家佐藤忠男氏による解説も放送される。

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■BS10「スターチャンネル

三船が世界に挑んだ海外作品を中心に4~6月の3カ月連続の大特集「【生誕100年プロジェクト】「三船敏郎 映画で世界に挑んだ男」を放送。

4月は、実業家の本田宗一郎をモチーフにした役を演じた「グラン・プリ」、スピルバーグ監督の「1941」、アラン・ドロンと共演した「レッド・サン」「ミッドウェイ」などの6作品を4月5日の午前7時から午後9時の時間帯に一挙放送する。

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5月のGW期間中は、TVシリーズ版「将軍SHOGUN」の放送を予定。日本映画として初めてベネチア国際映画祭のグランプリに輝いた黒澤明監督の「羅生門」で、三船は“世界のクロサワ”とともにその名を海外に知らしめた。

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その後も「七人の侍」「隠し砦の三悪人」など数多くの黒澤作品で活躍。また稲垣浩監督の「宮本武蔵」「無法松の一生」でも国際的に高い評価を得て海外へと進出した。日本の国際俳優の先駆者となった三船は、現場で日本の描かれ方に疑問を感じると、臆することなく闘い、誇りを貫いたという。

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スティーブン・スピルバーグジョージ・ルーカスクリント・イーストウッドらも三船のファンを公言し、2016年にはハリウッドの殿堂「ウォーク・オブ・フェイム」にも名を刻んだ。

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■「キネマ旬報WEB」版、初夏にスタート。

同じく生誕100年を迎えた映画雑誌、キネマ旬報のWEB版で連載「世界のミフネとキネマ旬報の100年」がスタート。1950年代以降に「キネマ旬報」に掲載された三船敏郎のインタビューや対談、グラビアなど、貴重な記事の数々を「キネマ旬報WEB」にて初夏より公開する。