このタイトルを目にしたとき、コメディかと思いましたが、シリアスなストーリーでした。
トミー・リー・ジョーンズが監督をしていますが、予算の関係で、自ら主役も買って出たとのこと。
誤ってひとりのメキシコ人を射殺してしまった国境警備隊員マイク。
ひと目がないのを幸いと、砂漠地帯に埋めて隠したはずの死体を、野生のジャッカルが掘り返したことから事件が発覚してしまう。
被害者が不法就労者だったこともあり、早々に遺体はふたたび埋葬されてしまう。
だがメルキアデスにはピート(トミー・リー・ジョーンズ)という親友がおり、ピートは、生前「俺が死んだら故郷ヒメネスに埋めてほしい」と言い残していたことから、ピートは犯人マイクに遺体を掘り出させ、彼を連れてヒメネス目指して旅立つことになる・・・。
トミー・リー・ジョーンズはカンヌ映画祭・主演男優賞を受賞、アカデミー賞にもノミネートされた。マイクの奥さん役には、ジャニュアリー・ジョーンズ(魅力的!笑)が扮している(「ラブ・アクチュアリー」)。だんなが、つまらない、どうにも食えない人間で、愛想をつかして、さっさと家を出る。あれだったら、当然でしょうね(笑)。
映画は、困難な状況でも、約束を果たそうとする男の心意気が、伝わってくる。