「うなぎ」(1997)は、一見蒲焼の話かなと思わせるようなタイトルとは大いに違って、中身はどろどろの不倫・殺人を扱った人間ドラマ、サスペンス映画でした!(笑)。
映画の冒頭から、「あなたの奥さんは浮気している。あなたが夜釣りに一泊して出かけているときに男が家に来ている」という誰からのものともわからない手紙を読む男のシーンから、サスペンスに満ちた映画の世界に引き込まれてしまいます。
こんな内容ならもっと早く見るべきでした(爆)。
サラリーマン、山下拓郎(役所広司)が、妻の不貞で相手と妻を殺してしまい、8年間の服役の後、2年間の仮釈放の間の物語である。役所は、仲代達矢の無名塾出身の不動の4番バッターだけあってうまいのは当然だが、出所してから出会う女性を演じる清水美砂がいい。
清水演じる服部桂子は、だんながいるが、この男が、妻の母親にまで金の無心をするヤク○まがいの人間で、逃れたいと思い、生きる目標もなく自殺を試みるが、たまたま救うのが仮釈放中の山下だった。
1988年夏、サラリーマンの山下は妻の浮気を告発する差出人不明の手紙を受け取ったが、その中身は、山下が夜一泊して魚釣りに出かけている間に男と情事を重ねているというものだった。そこで、釣りの場所で早々と切り上げて、自宅に戻り、そこで見てしまうのだった・・・。
これを覗き見するぎらぎらした男の目は、凄い!
仮釈放中は、行動を慎むようにと、警察の保護観察期間中であったが、やがて再び事件に巻き込まれてしまう・・・。
「なぜ、うなぎを飼っているのか」
「うなぎは話を聞いてくれる。余計なことをしゃべらない」
など、一風変わった主人公・山下。ただ、実直で、堅物でぶれないところを役所が好演している。
「うなぎは話を聞いてくれる。余計なことをしゃべらない」
など、一風変わった主人公・山下。ただ、実直で、堅物でぶれないところを役所が好演している。
刑務所時代の同じ受刑者だった知り合いの嫉妬などがからみ、とくにその男の粘着のようなしつこさを演じた柄本明も印象的だ。清水美砂は、シンの強さを持ち、尽くすタイプで健気。役柄的にも「ブーべの恋人」のC.C.のようでした(笑)。あるいは健さんを待つ「幸福の黄色いハンカチ」の倍賞千恵子か。
主な出演:
役所広司 (山下拓郎)
清水美砂 (服部桂子)
柄本明 (高崎保)
田口トモロヲ (堂島英次)
常田富士男 (中島次郎)
倍賞美津子 (中島美佐子)
市原悦子 (服部フミエ)
佐藤允 (高田重吉)
哀川翔 ア(野沢祐司)
小林健三 (斎藤昌樹)
河原さぶ (郷誠太郎)
深水三章 (医師)
小沢昭一 (初老の医師)
寺田千穂 (山下恵美子)
上田耕一 (刑事)
光石研 (刑事)
小西博之 (監察官)
清水美砂 (服部桂子)
柄本明 (高崎保)
田口トモロヲ (堂島英次)
常田富士男 (中島次郎)
倍賞美津子 (中島美佐子)
市原悦子 (服部フミエ)
佐藤允 (高田重吉)
哀川翔 ア(野沢祐司)
小林健三 (斎藤昌樹)
河原さぶ (郷誠太郎)
深水三章 (医師)
小沢昭一 (初老の医師)
寺田千穂 (山下恵美子)
上田耕一 (刑事)
光石研 (刑事)
小西博之 (監察官)
☆☆☆☆ (お勧め)
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「にほん映画村」に参加しています:ついでにクリック・ポン♪。
https://movie.blogmura.com/movie_japanese/
https://movie.blogmura.com/movie_foreign/
「にほん映画村」に参加しています:ついでにクリック・ポン♪。
https://movie.blogmura.com/movie_japanese/
https://movie.blogmura.com/movie_foreign/